2008/05/26 凛として時雨 「ONEMAN TOUR 2008 -FIGHTING G-」 @ 名古屋ダイアモンドホール

Telecastic fake show Inspiration is DEAD   Feeling your UFO

 今やインディーズどころか日本のロックシーンにおいても大きな存在感を示し始めた凛として時雨。久しぶりのワンマンツアー「FIGHTING G」の名古屋公演に足を運んだ。前回のレコ発ツアー以来半年ぶりとなる名古屋での公演、会場もクアトロからダイアモンドホールへと移し着実に人気を拡大している。本日もほとんど満員に近い入りで、順調にいけばZEPP NAGOYAへ移動するのも時間の問題だろうと思う。ちなみに今回の「FIGHTING G」というツアータイトルはピエール中野が痔で入院、闘病していたことから「痔と闘う」→「闘痔」→「FIGHTING G」になったそうな。

 今宵のライブは「DISCO FLIGHT」からスタート。ディスコ風のビートに乗せてさっそくボルテージを上げにかかれば、「Sadistic Summer」で早くも時雨独(毒)特の変則オルタナ、冷たい質感と激情がせめぎような展開へ。この後「テレキャスターの真実」「CRAZY感情STAYLE」と続き、4曲を終えたところでピエールの1発目のMCが入る。「破滅に向かって~無謀な夜が~」と敬愛するXのネタを披露したかと思うと、「PSYCHEDELIC VIOLENCE CRIME OF VISUAL SHOCK、WE ARE X!!」とヴィジュアル系基礎知識を披露。ヴィジュアル系好きを隠したがる昨今のミュージシャン事情ですが、ピエールにとってはどこ吹く風。こういう形で影響を受けたことを公言する辺り、おもしろい。それに彼のドラムはYOSHIKIや真矢や淳士などに、見た感じも聴いた感じも影響されてるのがわかる。

 続いて新曲「Telecastic fake show」に収録されている3曲を連発。以外にもこの中でグッときたのはバラード系とも呼べる「24REVERSE」であったり。ライブだとより情感が増して切なさと強さが程よく混じりあっていい雰囲気を作り上げていた。反対に「秋の気配のアルペジオ」や「ラストダンスレボリューション」は以外にもウケてなかったなあという印象。アルペジオなんて滅多にやらない曲だと思うんだけども。新曲?(曲を覚えてないだけだったらすいません)はバラード系統でおセンチな感じにさせる穏やかな曲だった。

 11曲を終え、ようやくお待ちかね?のピエールの下ネタMCも前回同様に炸裂。前回見た時よりも下ネタに切れ味が増してたのはご愛嬌(笑)。このように2,3分観客とやり取りをして最後には「完全にアウェーになったところで、凛として時雨史上最強のキラーチューンやります」と締めの一言。言葉通りに悶絶チューン「nakano kill you」へと雪崩れ込む。そしてここから「COOL J」「想像のSecurity」「感覚UFO」と必殺キラーチューンの乱れ打ち。さらに鋭利で冷たい音が耳に突き刺さり、演奏も一段と過激さを増す。猛烈極まりないこの4曲の流れは今宵のハイライトと言っていいだろう。ラストは御馴染みの「傍観」で観客の感情の抑圧と解放を行い、混沌とした空間に終止符を打った。

–setlist–
1. DISCO FLIGHT
2. Sadistic Summer
3. テレキャスターの真実
4. CRAZY感情STYLE
-MC-
5. Telecastic fake show
6. Re:automation
7. 24REVERSE
8. O.F.T
9. 秋の気配のアルペジオ
10. 新曲?
11. ラストダンスレボリューション
-MC-
12. nakano kill you
13. COOL J
14. 想像のSecurity
15. 感覚UFO
16. 傍観

 一回見ていることもあって思ったほどとはいかなかったのですが、なかなかに満足しました。バンドとしても安定感が出てきたんじゃないかなと思った次第です。前回見たときよりも3人それぞれが放つ力が大きくなっていて、それを3人で掛け算することでさらに大きなエネルギーを生み出していた。

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