2011/11/25 Sad Day For Puppets @ 名古屋K.D.japon

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 昨年リリースされた2ndアルバム『Pale Silver & Shiny Gold』が結構気に入ったスウェーデンのシューゲイズ・ポップ5人組、Sad Day For Puppets。彼女たち(Voは女性なんでこう表現させていただきます)の初めてとなる来日公演が行われるという事で、K.D.Japonにまで行って参りました。先週も同じスウェーデンの音響トリオTapeの来日を見に同じ会場に来てるんだけど、主役のはずのTapeの公演が30分ちょっととあまりにも短くてショックを受けたばかり・・・そんな会場だったり(苦笑)。それに前日にMogwaiを見てるので(Smashing Magに寄稿したモグワイのレポはこちら)、あの轟音渦からテンションをどうもっていけばいいのかわからんと内心思っていたけど、Sad Day For Puppetsは人々を笑顔にするポップなサウンドと多幸感を振り撒いていた。

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 対バンには両方とも名古屋を中心に活動しているというflannel(写真左)とone day diary(写真右)の2組。1番手のflannelさんは申し訳ないが、2曲しか見てない。しかし、事前に独りユニットということで打ち込み系かと思いこんでいたら、サポート加えたバンド編成で爽やかな風が通り抜けるようなギターロックであった。flannelはベース&ヴォーカルで、結構グルーヴィなフレーズを弾く。ギターはシューゲイジングな味付けを加えていたりしたが、全体的にはシンプルなサウンドにまとめられていた。続くone day diaryはエレクトロニカな2人組。心地よい四つ打ちに煌びやかなメロディを乗せ、ふわふわ、ふわふわ。センチメンタルな感傷も感じさせるが、軽くロボット加工の入った歌声でよりフロアの揺れを強めながらさらにふわふわ、ふわふわな30分強でした。しかし帰宅後に調べてみたらKyteのアルバムのマスタリングをしていたりする意外と凄い人たちだったようでして・・・。

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 21時手前ぐらいからお目当てのSad Day For Puppetsちゃん。メンバーもやる気満々で椅子に座って観賞していた前の方の人たちを全員立たせ、「コンニチハ、ワタシタチハ“サッド・デイ・フォー・パペッツ”デス」と挨拶をしてからライヴをスタート。オープニングは「Set Alight」で軽やかなサウンドとリズムで引っ張っていく。VO.アンナのキュートな声もよく出ていて、楽曲のポップ感をさらに際立たせている。しかもお客さんのひとりと目を合わせながら笑顔で優しく歌うんでさらに威力は倍増ってとこ。自分も十回ぐらいは目があった覚えがあるが、やはりキレイな北欧人ということもあって余計に照れるな(苦笑)。続く「Anne Says」では一転して陰りを帯びた音色が会場を包むが、タンバリンを鳴らしたりベースやドラムがコーラスに加勢したりという一幕も。3曲目の「Last Night」ではベースが出だしでトラぶったが、「ソーリー」と照れながら謝って再開。この曲の持つ心地よい疾走感とメロディの良さがそれを忘れさせるぐらいだった。

 このバンドはライヴで聴くとシューゲイズ要素は薄く、むしろUSオルタナの感触が強くなるし、スウェディッシュ・ポップの要素がしなやかに交錯。スウェーデンといえばメロデスな人のわたしなので、あまりそっち系のポップ音楽は知らんけど、この穏やかさと透明感にどっしりとした芯の強いサウンドが重なる点はライヴでもかなり惹かれた。でもコード進行や曲の展開が結構似てる曲が多く、実際は「あれこれさっきやらなかったっけ?」って思うところもあったけどね。ただやっぱり、素晴らしいメロディとSad Day~のバンド名に似合わぬ多幸感に溢れたステージングでみんなを笑顔にしてくれた。一番の代表曲であるスウィートでキュートな魅力が一杯の「Hush」、瑞々しい疾走感がひたすら気持ち良かった「Such A Waste」を披露して本編を終了。アンナは三方向に深々とお辞儀をして一旦はける。続いてメンバーもはけていく。

 それでもあまり時間をあけずにアンコールに応えてくれた。3曲披露したけど、今回の来日記念盤に収録された「Again」が特に素晴らしかった。木漏れ日の差す温かいイントロから優しく歌いあげながら、クライマックスに駆けあがっていくような感じがグッド。あとは、「Little Light」と「When You Tell Me That You Love Me」をやっていたと思う(あってるかはわからない)。ジャンル云々よくいわれるバンドだと思うけど、”いい音楽を鳴らす、そしてみんなを笑顔にする” それをライヴできっちり証明していた。終演後はメンバーが気さくにファンの方と握手や写真に応えており、こんなハッピーな現場にいれて本当に良かった。また来てくれることを切に願う(名古屋飛ばしにあわずに)。

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