2013/09/07 黒夢 -DIVE INTO THE KINGDOM Live Viewing-

20130907 黒と影 (CD+DVD)(初回生産限定盤)

 黒夢が9月6日に行った「DIVE INTO THE KINGDOM」 @ ZEPP Diver City公演が、全国の映画館で翌日にディレイ中継されるということで、名古屋の映画館まで見に行ってきました。ちなみに公演日の9月6日は、”クロ”の日として新たな記念日にするそう。

 19:00ちょうどスタートのライブビューイングは、『インタビュー → ライヴ本編 → インタビュー』という構成でちょうど3時間で、値段は4000円(1ドリンク付き)。確認したセットリスト通りに曲は流れていたので、MCも含め、ライヴ映像はおそらくほぼノーカットだったと思われる。ライヴが始まる前のインタビュー内容は以下の通り。

・ライブビューイングについて
・年間100本以上ライヴをしていたバンドが、現在はなぜライヴ本数を限定しているのか?
・次回作(11/6発売『黒と影』)はどんなものになっているか?
・9月6日のライヴはどんなものになっているのか?

 時間としては、15分ぐらいだったかな。まず1つ目の質問については、今回のライヴは商品化されない(DVD化・Blu-ray化されない)ことを断言し、翌日に放映されるということで裏方さんは大変だというねぎらいの言葉をかけていた。2つ目の質問は、単純に黒夢だけをやっているわけではないということと年齢的な問題だと語る。40代の今は本数を絞ってそこに全力で集中するというやり方がいいのかなと。

 3つ目については、アルバム・タイトルが先に決まるのは初めての事らしい(いつもは曲を全部作り終わった後で、直前にどうしようと思ってタイトルを決めていたらしい)。そして、再結成後1発目のアルバム『Headache and Dub Reel Inch』は幅広いロックを内包した作品で、今度出る『黒と影』はロックの中でももっと限定された範囲での生々しい作品に仕上がっているとのこと。最後の質問については、「ここ(東京)で失敗したら大阪でがんばればいい」という冗談を挟みつつ、活動休止前と比べると現在は、古い曲も新しい曲もより楽曲を見つめるようになって本質が出せるようになったと清春が語る。

 そして、「まだライヴはしてないのでいいか悪いかはわかりませんが、最低限のクオリティはお約束できるライヴになっていると思います。」とライヴ映像に切り替わる。

Headache and Dub Reel Inch(MUSIC VIDEO収録)(通常仕様) 1997 10.31 LIVE AT 新宿LOFT CORKSCREW

 ライヴに関しては、スタートはお馴染みの「FAKE STAR」だったけど、序盤は復活後の作品である『Headache and Dub Reel Inch』を中心に展開し、後半は活動休止前の後期の楽曲で固められていた。サポート・メンバーにはSADSと並行してのK-A-Zさんを始め、大橋英之さんとcoldrainのKatsumaが並び、最新の黒夢をつくり上げる。そのサウンドの上に、人時の骨太ながらも艶やかなベースライン、清春の独特の歌唱が一層映えていたのが印象的。正直、再結成後のアルバムはあまり聴いてないのだが、「BARTER」や「CANDY」、「後遺症-後遺症 -aftereffect-」辺りは流石に拳にグッと力が入る。再度メンバー紹介をしてから、「これ、今日の黒夢。でも最後はみんなの知ってるのにしてあげるよ」って言葉からの「SICK」からは、その圧倒的な破壊力が画面越しにも伝わってきた。演奏後に、清春がマイクとマイクスタンドぶん投げてたのも印象的。

 ちなみにライブビューイング会場の雰囲気はというと、「迷惑かけない程度に、ライヴ会場と同様に盛り上がりましょう」という注意書きがあったけど、立っている人も2人いたことはいたが、割と座ってじっくりと見ている感じ。そりゃそうだよね(笑)。正直、自分も大きなスクリーンでBlu-rayを見ている様な感覚だったし。

 しかし、こんなにしゃべるバンドだったっけ?っていうぐらいにMCが長め。「黒夢の音楽は弱いものの味方なので」、「29歳は30代だから」、「(10代の子が会場にいるか聞いてから)チケットが高いもんな。子どもが入りやすい敷居を作る気は全くないんでね」など本当にいろいろと話をしてくれていた。人時も何度かMCをしていて「KINGDOMのカップリング曲で初めて作詞をしました。頼むから2ちゃんで叩くなよ」と会場を笑わせる。ライヴの雰囲気にしても激しい曲は多いとはいえ、凄くアットホームな感じが出ていて、バンドとお客さんの距離感は非常に近い。だからこそ清春が「ありがとう。いつも救ってくれて」っていう言葉を発したのかもしれない。

 そして、1回目のアンコール(お客さんが「アンコール!」を叫んでいる時間もカットされてなかった)では、まずこの日の公演タイトルにもなっている新曲「KINGDOM」のMVが流れる。終わると続けざまに「KINGDOM」が生演奏されるという仕掛け。この新曲がびっくりするぐらいに良い。アルペジオを基調に展開していく哀愁ヘヴィロックは、サビでガツンとやられたわ。とりあえず欲しい(笑)。アルバムには収録されるのかな? その後は、「MISERY」と「カマキリ」と続き、2回目のアンコールで「BEAMS」「少年」「Like A Angel」と名曲連発で大きな一体感を生み出して、ライヴは締めくくられた。最後は、今日の黒夢5人が中央で揃って手をあげて大団円。

 終演後には再びインタビューへと切り替わる。これがライヴ後の楽屋で感想を伺ったものかと思ったら、最初と同じ時に収録したもので笑ってしまった。最後に「今後の活動はどうなるか?」という質問だったが、昔はアルバムを先に出して100本超えるライヴ・ツアーを通して曲を完成させていくスタイルで、現在はアルバム制作時に100%のものを作るというスタイルと答えていたのが興味深い。

 まあ、そんなこんなでチケ代が高いだろとは思いつつも、十分楽しめました。生のライヴの熱は感じれないにしても、また違った角度からライヴを見届ける事が出来たしね。ライヴに足を運んだ人が翌日に見ると、見つめ直すことができたり、新しい発見があったり、記憶と違うところがもしかしたらあったりして凄い良いと思う。他のバンドでもこれは是非とも試してみて欲しいところ。

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