2014/05/10 cali≠gari 20th caliversary “2013-2014” 全国ツアー「科学と学習」 @ 名古屋ボトムライン

cali≠gariの世界 140510_1

 昨年に結成20周年を迎えた異能派音楽集団のcali≠gariが、約3年ぶりに全国ツアーを開催。「科学と学習」という謎めいたタイトルを冠したツアーは、4月18日の赤坂BLITZを皮切りに全国9か所をまわるのだが、そのちょうど折り返し地点となる名古屋ボトムライン公演に足を運んできた。個人的には、DEAD ENDの主宰イベントである『四鬼夜行』以来で、名古屋でワンマン公演を見るのは初めてだから、凄く楽しみにしていた。

  定刻からおよそ15分ほどが過ぎると、まずは青さんがひとりで出てきて歪んだノイズ・ギターを掻き鳴らす。その間に研次郎さんと誠さんもスタンバイ。それでも続く雄叫びのようなギターであったが、よく聴いてみたら学校のチャイム(キンコンカンコン)を轟音で表現しており、「科学と学習」ってそういう意味があったのかと納得させられたという。あっけにとられていると、石井さんが出てきて、「ハイカラ・殺伐・ハイソ・絶賛」というキラーチューンでライヴを幕開け。僕がcali≠gariで一番好きなこの曲でスタートしてくれるんだから、アがるなって方が無理でしょ。さらにアップテンポな「JAP ザ リパー」で熱くさせ、四つ打ちハイパーエレクトロソングの「淫美まるでカオスな」で横に大きく揺らす。この曲が終わってからの、研次郎さんの叫びに叫びながらのメンバー紹介もめちゃくちゃキレ味があった(笑)。その後、再録された「ギャクラクシー」から「トゥナイトゥナイヤヤヤ」まで突き進んでいく。

 ここで石井さんのMCが入る。「僕と青さんが新幹線で名古屋に行くわけなんですけど、(先に駅に着いた)青さんから「LINEで弁当いりますか、買っときますけど」ってきてて、「お願いします」って返したら、崎陽軒のシウマイ弁当を買ってくれて。めちゃくちゃいい人じゃないですか。自分なら青さんの分も買おうなんて思わないんで。みなさんもこういう”気づかいできる人とバンド組んだ方がいいですよ」と休憩がてらの凄い(らしい)話は、結構ウけてました。

  そして、「デジタブルニウニウ」が今ツアーで初お披露目。アレンジがまた変わってる!と思ったら既にニュウVerが配布されてた・・・。まあ、でもこの曲も第7実験室というアルバムで、NW化していくcali≠gariの進化を物語る楽曲だよなあと改めて実感。その後は、春の日のカップリング曲である曲が続いたが、「ウォーキング!ランニング!ジャンピング!フライング!」で、石井さんがどうぞ歌ってくださいって感じでマイクを客席に預けていたけど、恥ずかしがって誰も歌ってなかったな。さすがに密室系ヴィジュ・アル子ちゃんたちが多いだけある。

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 そのままノンストップで本編ラストの「37564。」まで駆け抜けるアラフォーのオッサンたち。その中で「マッキーナ」ではジュリアナダンスタイムで舞う青さんは健在だったし、名物のスラップベース(研次郎さんがこの曲でサングラス飛ばす)からの「嘔吐」では大半の人が踊り狂ったし、「クソバカゴミゲロ」~「37564」は本当に熱い時間になった。特に後半は短いアップテンポの曲が多かったので、あっという間に過ぎ去った感じは強かった。

 アンコールでは、声援に応えてまずは青さんがひとりで登場。「名古屋ね、関東と関西の間のハイブリッドですもの、精神的に狂った人が多い。全員ブス!」と、おしとやかに煽る辺り、笑えた。そして、次にやる「初恋中毒」のコーラス指導を延々と続け(石井さんによると、今のカリガリで一番かっこ悪いのはこのコーラスの練習コーナーで、”これは中2、中3の世界だから”ってことらしいw)、なんとか名古屋Versionを形にすることに成功。また、ここでキーボード兼マニピュレイターの秦野さんをご紹介していた。今回のツアーは、岡村ちゃんのツアーに白石さんを取られているので、定額ギャラで2役分の仕事をこなしてもらってるそう。ラルクから依頼来ても絶対渡さないってさ(笑)。ちなみに青さんがラルクで好きな曲は、「DAYBREAK’S BELL」らしい。

  そんな長々のんびりとしたMCとコーラス練習が15分ほどあってのアンコールは、青さんヴォーカル・バージョンの「初恋中毒」、そして石井さんが合流しての名曲「春の日」。去年、めちゃくちゃ聴いた「春の日」は親しみを持ってる曲だけど、こうしてライヴで聴くとその切なさがじんわりと沁み込んでくるし、石井さんは歌うめえなと改めて感心。曲の後半のファルセットとビブラートには特にグッときたところ。また、2回目のアンコールでは、しっとりとした「電気睡蓮」を演奏し、感傷的な気分に浸った。

ブルーフィルム

  これでライヴは終わりだと思ったし、そんな雰囲気になってたけど、微かに始まって少しだけ大きくなったアンコールの声に応えてメンバーがまさかの再登場。「青さんが座ったままじゃ終われないらしいです」と石井さんが言ってから始まったのは、マジかよ!と思わず心の中で叫んだ、cali≠gariの大名曲「ブルーフィルム」。”みんな青春が死んで大人に落ちていっちゃったあの日。”というワンフレーズから、涙をこぼすファンもいたんじゃないかな。。それに再びマイクを客席に委ね、なぜかヒップアタックしている石井さんの姿が印象的だった。でも、先週の高崎のライヴでは「ここでしか(この曲)やらない」って宣言してたらしいけどいいのか(笑)。

  「最近、名古屋でライヴをやるたびに動員が減ってるんですよ。でも、名古屋でやるたびに声は大きくなる。耳栓しててもうるさいっw」っていう青さんのMCがあったけど、予想以上に盛り上がってて、こちらも本当に楽しかった。石井さんは石井さんで、「こんな演奏で、こんなに客が入るんだからcali≠gariは凄いんですよ。ちゃんとした演奏が聴きたかったらCDを買ったらいいんです。」とか言ってたけどね。

 それにしても、石井さんも研次郎さんも青さんのモノマネをしてたけど、バンド内で流行っているのか(笑)

‐‐‐setlist‐‐‐
01.ハイカラ・殺伐・ハイソ・絶賛
02.JAP ザ リパー
03.淫靡まるでカオスな
04.ギャラクシー
05.シャ.ナ.ナ.
06.トレーションデモンス
07.トゥナイトゥナイヤヤヤ
08.デジタブルニウニウ
09.ウォーキング!ランニング!ジャンピング!フライング!ハラショー!
10.ミッドナイト! ミッドナイト! ミッドナイト!
11.さよなら、スターダスト
12.踏
13.マッキーナ
14.嘔吐
15.マネキン
16.クソバカゴミゲロ
17.37564

‐‐‐encore1‐‐‐
18.初恋中毒
19.春の日

‐‐‐encore2‐‐‐
20.電気睡蓮

‐‐‐encore3‐‐‐
21.ブルーフィルム

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 ツアーグッズから強制科学Tシャツにこのシャツを買うと付いてくる特典音源。よく見ると、研次郎グッズ特典音源と書いてある。あと、終演後の物販にはライヴ終了後で疲れてるはずの青さんが売り子としていて、『死せる青春』の限定DVDとツアーパンフレットを精力的に売っていた。青さんが、凄く丁寧にお客さんに接し、ひとりひとりに温かい言葉と握手をしてて、素直に感心してしまいましたね。え、自分?15:00からのグッズの先行販売で既に買っちゃったので、買わなかったですよ。

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