2014/07/15 MONO × Nabowa @ 名古屋クラブクアトロ

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 名古屋クラブクアトロが25周年のアニヴァーサリー・イヤーの真っただ中ということもあって、MONO × Nabowaというインスト・バンドの共演が実現した。文字にすればすんなりとしたものである。しかし、MONOが久しぶりに名古屋にやってきたということが、とにかく驚くべきことなのである。どれぐらいぶりかといえば、10年もの月日をかけてだ。以前に来たのが2004年の名古屋タイトロープで、単独だったかもしれないし、Explosions In The Skyを招聘した時かもしれないのだが、ネットを探してもその時の文献が残ってない時期の事なのである。10年前となると僕は、MONOを全く知らなかった。しかしながら、今となっては敬愛するバンドのひとつである。3日前に行われたleave them all behindでも彼等の放つ孤高の轟音に酔いしれたのだが、本日はどうか。

 「名古屋でMONOが見れる」。それだけで凄く嬉しくて、この日のライヴを楽しみにしていたんだけど、仕事の関係上で19時半ぐらいにクアトロに着くと物凄い大きな音が聴こえてくる。えっ、まさか!?と思ったら既にMONOのライヴは始まっていた。しかも早くも「Unseen Harbor」の神聖な静寂パートをくぐり抜けて、大河の如き轟音を打ち鳴らしているところ。何度も何度もビッグバンを繰り返すような破格の音圧が鳴り響く中、「なんてこった」と反芻する僕の心。しかしながら、3日前に初めて生で聴いてとても感動を覚えた「kanata」が心を満たす。澄み切ったギターの音色と軽やかな鍵盤が涙を誘う。本当に素晴らしい1曲である。そして、「Ashes In The Snow」と「Everlasting Light」が最高の歓喜と祝福の瞬間をもたらし、約1時間ほどのライヴを終えた。間髪入れずに大きな拍手が4人に贈られるが、その中でも、後藤さんがちょっと意外なガッツポーズみせて袖にはけていったのが、とても記憶に残っている。

 下記に一応、セットリストを記載しておきましたが、1曲目は完全に憶測です。3日前のleave them all behind 2014はこの通りでした。もし、これで1曲目に「Yearning」やってたら泣くわ。あとは「Halcyon (Beautiful Days) 」が聴けたら良かったなあと個人的願望。何にせよ、ほとんど間隔をあけずにMONOが2度も見れたことはとても良かった。

 ‐‐‐setlist‐‐‐
New Song / Unseen Harbor / Kanata / Ashes In The Snow / Everlasting Light

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 今年で結成10年目となる4人組インスト・バンド、Nabowaが後攻で登場。注目のフェス系快楽インストタイプのバンドだが、僕は昔に試聴したぐらいでしっかりとアルバムを通して聴いたことは無い。

 彼等はヴァイオリンを含む編成で、ゆるジャムっぽい感じのサウンドを優雅に響かせる。自然とノせられるような心地よさもさることながら、勇壮で牧歌的な側面も感じさせ、時折だがDirty Threeを思わせる感触もあった。程よくプログレッシブな展開を持ち、それを五弦ベースとドラムが小気味よくリード。ヴァイオリンとバトルすることもあるギターがここに美しい旋律を放り込む。「名古屋クアトロ、25歳おめでとうー」と中盤過ぎた辺りで祝ってからは、やたらと躍動感を増した楽曲を続け、ミニマルな展開と共にグイグイと引っ張り、ゆらゆらと会場を揺らせてみせる。結局、アンコールを含めて1時間半にも及ぶライヴとなったが、ゆるーい心地良さから開放的な快楽までを感じさせるもので、結成10年目と脂の乗った時期のバンドの充実感も伝わってきた。やっぱり野外フェスで観ると、気持ち良さが倍増しそうで、これから注目していきたいバンドのひとつですね。

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