2014/08/09 LUNA SEA 「25th ANNIVERSARY LIVE TOUR THE LUNATIC -A Liberated Will-」@ 名古屋センチュリーホール

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 13年ぶりとなるニューアルバム『A WILL』を引っ提げて約14年ぶりの全国ツアーを回っているLUNA SEAの名古屋公演初日である。言わずと知れた90年代のスーパー・バンドであり、日本のロック・シーンにおいても最重要と呼べるバンドのひとつだろう。「ROSIER」を始めとした多くの名曲、そして『MOTHER』という名作をリリースし、後続に大きな影響を与えた。そんな彼等が終幕から13年の時を超えて新作を発表し、全国ツアーを行う。再び本格的に走り出したこの事実は、やはり何よりも嬉しいものだ。

 定刻から遅れること15分。新作の幕開けを飾る「Anthem of the Light」からライヴは始まり、壮大なまでの響きとスケールが会場を包み込んでいく。終幕を超えて、威風堂々と新しきを切り拓き、さらに輝きを増していく5人の姿勢がこの曲に大いに表れている。そして間髪入れずに続いた、INORANのギターから特効の爆発音が大きく「バーーンッ」と轟いた「TONIGHT」で早くも到達する最高潮の盛り上がり。僕も童心に返ったかのようにこの年にして初めて観るLUNA SEAを大いに楽しんだ。

 「センチュリーホールには18年ぶりにやってきました。名古屋のみんなはどこよりも熱い夜にしてくれると思うんで、嵐なんて吹き飛ばそうぜー!」

 こんなMCが早くも飛び出してくるわけだが、やっぱり嵐を連れてきてしまうのは彼等たる所以か。不謹慎とはいえ、これがLUNA SEA日和なんだけども。後ほどのMCでRYUICHIは「俺と真ちゃんでゴルフ行っても雨降らないから!」とメンバーの組み合わせの問題、また5人揃う事での問題といいわけしていたが(笑)。

MOTHER(DVD付) A WILL SHINE/LUNA SEA

 「Rouge」「END OF SORROW」「Sweetest Coma Again」とその後も新旧の楽曲を次々と送り込んでくる。特にその中でも印象的だったのが「Ray」だ。吸い込まれるような美しいツインギターからスタートし、緩急を伴ってドラマティックに展開され、神秘的な空間を生み出していく。ラストのRYUICHIのアカペラには息を呑むほど。続く、ヴァイオリンとアコギと歌で彩った「Providence」がその神々しさに拍車をかける。「LUNA SEAにしかできないことをやっていく」と途中のMCにもあったが、これらの楽曲はそれを特に表していたんじゃないかなと個人的には思う。

 「ナゴヤァアアー、熱い夜にしようぜぇええー」と叫び、絶妙なドラム捌きを披露していく、真矢のドラムソロ・コーナーも大いに盛り上がった。石黒彩の旦那であり、バラエティ要員ミュージシャンの前に、まず”凄腕ドラマー”であることをお茶の間に伝えていかないといけない、本当に。このドラムソロを見て、「真ちゃんが途中でスティック投げてから踏んだキックの音、花火みたいだったよ」とRYUICHIの謎MCも炸裂。仲良いなあとしておこう(笑)。

 インディーズ期からその輝きを一層増している「BLUE TRANSPARENCY」で年季の入ったSLAVE達のヘドバンを誘発してからの後半戦は、なお一層の盛り上がりを見せる。SUGIZOがフライングVのギターでスラッシーなリフを掻き鳴らす「Metamorphosis」が最新型のLUNA SEAの破壊力を知らしめ、熱すぎるJのベースソロ・コーナーへと続く。そして、嵐をも味方につける「STORM」が火をつけ(SUGIZOのギターソロのところでRYUICHIが後ろから抱きつくという発狂シーンもあり)、心揺れ続ける大名曲「ROSIER」が大きく会場をも揺さぶる。間奏部での小野瀬アニキがマイクを後ろへぶっ放すのも健在だったし、「全員で行くぞぉおおおお!」からの加速ぶりはあまりにも熱過ぎた。本編のラストは新作からの「absorb」であったが、これからもファンとの絆を深めて前へ進んでいこうという想いが存分に伝わってくる。

 ファンからの「IN MY DREAM」のサビの合唱で迎えられたアンコールでは、「I for you」で愛を伝え、「SHINE」で嵐を吹き飛ばすぐらいの一層の光と一体感に彩られる。その割に「本日は味噌煮込みうどんを食べたので、そのいいエキスが体中を流れてます」と謎のMCで会場を困らせるRYUICHI。いや、これも魅力なんです(笑)。「WISH」では銀テープが鮮やかに会場を舞う素敵な光景を作り上げ、再度のアンコールには「Dejavu」を演奏し、名古屋初日を締めくくる。オレも気付けばサビのデジャヴューでジャンプしているぐらいに興奮。「25年前と変わらずにこうしてメンバーと共にツアーができるってことは、奇跡的で幸せなことだなと思います」とRYUICHIは語ったが、四半世紀を迎えてさらに凄みを増すLUNA SEAの今を十二分に体感した夜であった。

‐‐‐setlist‐‐‐
01.Anthem of Light
02.TONIGHT
03.Rouge
04.END OF SORROW
05.Sweetest Coma Again
06.乱
07.Glowing
08.Ray
09.Providence
10.真矢 -Drum Solo-
11.BLUE TRANSPARENCY -限りなく透明に近いブルー-
12.Metamorphosis
13.J -Bass Solo-
14.STORM
15.ROSIER
16.absorb

‐‐‐encore1‐‐‐
17.I for You
18.SHINE
19.WISH

‐‐‐encore2‐‐‐
20.Dejavu

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