2014/08/10 LUNA SEA 「25th ANNIVERSARY LIVE TOUR THE LUNATIC -A Liberated Will-」@ 名古屋センチュリーホール

140810_5

 昨日の比では無い暴風雨が日本列島で猛威を振るう、マジで「今 吹き荒れる~ 嵐の中」での名古屋公演2日目である。これがLUNA SEA日和なのかと今日も感じつつ、ライヴ開催の決断が下されたので、センチュリーホールへと向かった。個人的に風にも雨にもめげなかったのは、なぜか1階4列目の端っこという信じられない様な良席であったから。こんな近くでLUNA SEAを見るなんてもう一生ないかもしれないその幸運に感謝しつつ、開演を待った。そして、定刻から10分ほどが過ぎたところで会場が暗転し、名古屋2日目がいよいよ幕を開ける。

 トリプルネックのギターじゃないということは「LOVELESS」では無いのか・・・と思ってしまったが、イントロのドラムに続いて特効が轟いた「Dejavu」がスタートすると、問答無用で熱く盛り上がる。昨日の最後を飾った曲が、今日は最初に演奏されるというのは少し不思議な気分だが、「あなたさえ~」のアッパーなキラーチューンを前に、会場も最終盤で精一杯の大きな歓声を5人に向かって送った。透明感のあるメロディを伴いながらドラマティックに疾走する「PRECIOUS…」、さらには90年代を彩る名曲「DESIRE」~「TRUE BLUE」、重厚なベースラインがリードしながら赤い照明とスモークが妖しい世界観を奏でていく「FACE TO FACE」と昨日とは打って変わって、過去曲を次々と披露していく序盤。懐かしみは当然あるが、それに加えて今の眩いまでの煌きを持って鳴らされる5人の音が力強く心の内に響いていく。

LUNA SEA 25th Anniversary Ultimate Best THE ONE LUNA SEA 25th Anniversary Ultimate Best THE ONE +NEVER SOLD OUT 2 (初回限定盤) NEVER SOLD OUT 2

 たゆたう優美な旋律が深い切なさを残していく「gravity」、しっとりとした美しいミドルチューンながら途中のRYUICHIの叫びからは狂気も滲みだす「FALL OUT」といった聴かせるタイプの楽曲も確かな迫力を持って鼓膜に迫る。静謐な時間の流れの中で、ヴァイオリンとアコギが幻想的な世界観を造形していくセッション・コーナーもまた印象的で、銀河を漂っているかのようだった。バンドしての表現力の多彩さ、懐の深さ、円熟のアンサンブル。その全てが達観した領域で、25年の積み重ねを改めて感じるのだ。しかし、なぜ「Glowing」を今日もやったのかという疑問がふつふつと・・・。僕は新作でもかなり好きな「銀ノ月」がとても聴きたかったんだけどなあ。

  ドラムソロ・コーナーを経て、この日のハイライトのひとつとなったのが、Jの誕生日を一足先に会場のみんなで祝うサプライズだろう。自身のベースソロ・コーナーで重厚なベースと熱い叫びで煽っていた彼が、準備された大きなケーキ、ハッピーバースデーの大合唱を前にして、ちょっと照れくさそうに笑みを浮かべて喜びを表していた。火を吹き消すJアニキなんてめったに見れるものじゃないですからね。この愛の贈り物に対して、「25周年にライヴでみんなに祝ってもらってオレは幸せだと思います。これからもカッコイイ曲をつくっていくんで!」と頼もしすぎる強い決意の言葉を残す。やっぱりいつまでもカッコいいよ、ホントに。しかし、このJアニキの姿を熱心に写メしようとしてたSUGIZOに対して、「親戚のおじさんじゃないんだからっ!」とJが笑いながらツッコミを入れてたのは笑った。

 「Thoughts」「The End Of The Dream」とREBOOT後のシングル、そして今宵も嵐を味方につけた「STORM」と問答無用で拳が振り上がる楽曲の連続で会場も再点火。メンバーもステージを端から端まで動き回り、それぞれにアピールしていく。RYUICHIはヒデキ・サイジョーみたいな衣装で表現豊かな歌を聴かせ、杉様はロッキンfばりのドヤ顔でギターを掻き鳴らし、INORANはやけにピョンピョン飛び、Jアニキはやたらと回転し、真矢はたるんだ体でパワフルなドラムを聴かせる。そのままの熱量で雪崩込んだ「ROSIER」では、台風がちょっと逸れるくらいにぶっ飛ばしまくり、最後はみんながはける中で一人残ってギター・ノイズを操る杉様がとても印象的であった。

IMAGE LUNA SEA EDEN

 アンコールは、1stシングル「BELIEVE」から始まり、昨日に引き続いて銀テープが舞った「WISH」が切なすぎる、眩しすぎる光景を奏でていく。そのときめきと優しさに溢れた空間に対して、「帰りたくないです。ここで布団を敷いて寝たいです。」と駄々コネ始めるRYUICHI。ただ、消防法でできないわけだけども(笑)。この後には、嵐を呼ぶ男、世界一の晴れ男、LUNA SEAの暴れん坊とメンバーが紹介が続いた(ちなみに誰のことを言ってるかは、読者の方の想像にお任せします)。そして、新作『A WILL』の最後を飾る「Grace」でミラーボールの白光に照らされながら、 最上級の感謝と愛を届けていく。心の芯に響く感動的な時間であった。

 2度目のアンコールが始まる前にギターが不調になってしまったINORANに対して、「昨日、味噌カツ食べたから漏電したんでしょ!」というRYUICHIの冗談が飛んだりもしたが、それを乗り越えて名古屋2日間の最後を飾ったのは、「Anthem of Light」。君を守りたいと歌った「Grace」から、君と行こうと歌うLUNA SEAの新しき光のアンセムは、緩やかに力強さを増しながら昂揚感で満たしていく。ファンと共にこれからも歩んでいこう、そんな決意が伺えるラストであった。

 ただ、興奮が続く会場からは、間髪入れずに再びアンコールの声が上がりだしたのだが、「アンコールは消防法で2回まで!って決まっている」と制止するRYUICHI。えっ、じゃあ3回アンコールした長野公演は消防法違反じゃ・・・(笑)と思いつつも、すぐさま感謝を告げる大歓声と拍手に変わる。愛。うん、愛ですね。「夢の終わりには、また夢があるんだ」とRYUICHIは語る(それを横で見ていて小さく拍手を送るSUGIZO。)。25周年ツアーはまだまだ続くが、”これまで”と”これから”をLUNA SEAは今の輝きを持って各地を魅了していくことだろう。個人的には初LUNA SEAとなった名古屋2日間に、ただただ感謝しています。

‐‐‐setlist‐‐‐
01.Dejavu
02.PRECIOUS…
03.DESIRE
04.TRUE BLUE
05.FACE TO FACE
06.gravity
07.Glowing
08.FALLOUT
09.SUGIZO(Violin) & INORAN(Acoustic Guitar) + 真矢(Drum) Session
10.真矢 Drum Solo
11.FATE
12.Thoughts
13.J Bass Solo → J 誕生日サプライズ(ケーキ登場、Happy Birthday合唱など)
14.The End of the Dream
15.STORM
16.ROSIER

‐‐‐encore1‐‐‐
01.BELIEVE
02.WISH
03.Grace

‐‐‐encore2‐‐‐
01.Anthem of Light

140810_1 140810_3

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でGrumble Monsterをフォローしよう!