2014/09/14 BABYMETAL「WORLD TOUR 2014」@ 幕張メッセ

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 フランスはパリから始まった「BABYMETAL WORLD TOUR 2014」の千秋楽となる、幕張メッセ公演2日目に足を運んだ。正直なところ、3月の日本武道館2DAYS公演ほどの感動はなかった。けれども、海外ツアーを経て、さらに進化した彼女達と神バンドのパフォーマンスは、想像以上に素晴らしいものだった。よりたくましく、より美しく。BABYMETALはどこまで突き進んでいくのだろうか。まるっきり想像がつかない。

 17時頃に幕張メッセ内に入ると、メタリカやスレイヤーなどのスラッシュ四天王(BIG4)のBGMに声と手を挙げるMOSH’SH PIT(アリーナ席)の面々が目につく。かと思えば、僕の隣で見ていた2人組の男子はこの辺のメタルを全然知らないって言ってたし、彼女達のKAWAii METALはいろんなところにアプローチしているんだなあと改めて実感する。そんな中、音量がグッと大きくなったメタリカの「Master Of Puppets」が定刻を伝えると「マスター、マスター」と盛り上がっている内に会場が暗転。海外ツアーの様子を用いたオープニング・ムービーが流れだし、一気に心拍数を高めていく。

 間髪入れずに始まった「BABYMETAL DEATH」の大きな爆発音を皮切りにフロアは混沌と化していき、強烈なデスメタルに煽られるように人々の群れが巨大な波のように揺れ動く。さらにKAWAiiメタルコア「君とアニメが見たい」や和祭メタル「メギツネ」といった刺激物を放り、さらなる熱気に包まれることになる。武道館のライヴ時のように小分けされなかっただだっ広いアリーナ席は、スタンド席で見ていた自分からもその盛り上がりが一目瞭然。その中でBOHさんコスプレの人がやたらと目立っていたのは笑ったが。

BABYMETAL×キバオブアキバ BABYMETAL 「メギツネ」<通常盤>

 BABYMETALは、2月に発売した1stアルバム『BABYMETAL』が世界のチャートを席巻したことを機に、夏にはフランス、ドイツ、イギリス、アメリカなどを巡るツアーを敢行したのは記憶に新しい。あのHR/HMの祭典「SONISPHERE FESTIVAL 2014」にも出演を果たし、レディー・ガガの北米ツアーのサポート・アクトという大役も成し遂げたばかり。日本だけの存在から世界が知る存在へ。昨年の駆け上がり方も尋常ではなかったが、2014年はあまりにも凄まじい飛躍を遂げた年になっている。

 そういった海外武者修行の成果を発揮したプロフェッショナルなパフォーマンスで会場をどんどん魅了していく。曲目自体は増えてないために一緒なのだが、武道館の時よりも一段とたくましく美しくなっていたのが十二分に実感できた。当時はアルバム発売直後で、武道館で初披露となった「悪夢の輪舞曲」や「4のうた」辺りは完全に熟し、神バンドのそれぞれのソロセッションから雪崩れ込む既存の「Catch me if you can」にしても、凶悪な重音メタル・サウンドとサビでのKAWAii POPの切れ味が増している。フロアはぐるぐるかくれんぼどころか、狂気の鬼ごっこが開催されており、次々とダイブする姿も目につく。

 ライヴの中で印象的だった曲は、武道館につづいてやはり「紅月-アカツキ-」。美しいピアノの調べとストリングスの前奏から、しっとりとしたSU-METALの歌声が添えられていく。そして、あの名台詞「アカツキだーっ」から重厚壮麗なシンフォニック・メタルへ。ステージ上に次々と上がっていく火柱を前に伸びやかな歌唱を聴かせるSU-METAL、そして鉄壁の演奏を奏でていく神バンドの壮観な光景は見ものであった。

 「ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト」からは「いいね!」、「ド・キ・ド・キ☆モーニング」と畳み掛けるように初期曲が会場のボルテージをさらに高めていく。そして、トドメと言わんばかりの「イジメ、ダメ、ゼッタイ」が戦場と化したアリーナ席に対して、恐ろしいぐらいに巨大なWALL OF DEATHを誘発。ステージ上では「紅月-アカツキ-」の時以上に大きな紅の火柱が延々と上がり続ける。RPGでラスボス戦に挑んでいるかのような、幕張メッセはそんなひとつの頂点を迎えていたのだ。渾身のパフォーマンスで会場を制圧したBABYMETAL。しかし、曲が終わると無邪気な笑顔を見せるとともに「WE ARE!」「BABYMETAL!!」のコール&レスポンス、そして、3,2,1からの大きな爆発音で本編を締め、「See You~」の言葉を残してステージを一旦後にする。

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 いつの間にか海外公演に倣って、「We Want More!」でアンコールを呼ぶのに変わっていたのに驚かされたが、今後も彼女達の活躍とともに変化が起こりそうだ。その大歓声に呼び込まれ、ステージに戻ってきたBABYMETALはまず「ヘドバンギャー!!」で興奮を煽る。再び会場は混沌となり、ヘドバンにモッシュにダイヴと楽しくも恐怖もあるもみくちゃ状態。そしてWORLD TOUR 2014を締めくくるラスト曲は世界を巻き込んだ「ギミチョコ!!」。ゴリゴリの重低音の進撃とポップネスを融合させたこの曲が幕張を最高潮の盛り上がりへと導く。中間部では、「アー・ユー・レディ? カモーン 幕張、スクリィイーーム!」「レッツ・シング・トゥゲザァーーッ!!」とSU-METALがオーディエンスを煽り、YUI&MOAも「聞こえないよー。もっともっとー♪」と応戦。最後には銀テープが千秋楽を祝福するように発射され、圧巻のステージは幕を閉じたのであった。

 間髪入れずに流れたエンディング・ムービーでは、スラッシュ四天王(BIG4)がベビメタちゃんにデレデレしている写真を中心に、彼女達が海を越えて多くの人々のメタル・ハート(アクセプトかよ)を揺さぶったことを紹介し、再びの海外公演を経て2015年1月10日にさいたまスーパーアリーナで「LEGEND “2015” ~新春キツネ祭り~」を開催することを発表。メタル・レジスタンス第3章へと突入していく。

 平均年齢15.3歳という若さなのに、もはや貫禄すら感じるパフォーマンスに驚くほかない。日本武道館をさらに超えて、進化を続ける彼女達。もう誰にも真似できないし、誰にも止められない。

‐‐‐setlist‐‐‐
01. BABYMETAL DEATH
02. 君とアニメが見たい ~Answer for Animation With You~
03. メギツネ
04. 悪夢の輪舞曲
05. おねだり大作戦
06. Catch me if you can
07. 紅月 -アカツキ-
08. 4の歌
09. ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト
10. いいね!
11. ド・キ・ド・キ☆モーニング
12. イジメ、ダメ、ゼッタイ

‐‐‐encore‐‐‐
13. ヘドバンギャー!!
14. ギミチョコ!!


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13時頃に到着し、2時間半並んでタオルしか買えなかった惨敗の物販・・・。


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<お花集>

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