2014/10/19 綱島温泉湯会 ~そらゆね~ @ 綱島ラジウム温泉 東京園

綱島温泉湯会 綱島温泉湯会

 温泉という別天地で行われるイベントがあった。それが「音泉温楽」というもので、今回は綱島ラジウム温泉にて行われた。日本の温泉地の活気づけのために定期的に開催されているとのことだが、温泉入りたい放題&飲食持ち込みALL OKでゆる~いながらも楽しい空間を生み出して注目を集めている。

 ちょうどタイミングあったので初めて行ってみたのだが、本当にこんなところでライヴやるのかい?という感じのわりと大きな宴会場で、客が食事やお酒を嗜みながら1階or2階で鳴り響く音楽を満喫している。音楽イベント/フェスにそんなに多くは行っていない身ではあるけど(人並みぐらいとは思ってますけどね)、今までにない在り方を提示しているというのはすぐに理解できた。

 11時半過ぎぐらいにつくと、既に結構な人がいる。老若男女が和気あいあいとしていれば、ぼっちもいるし、ヲタクもいるし、本当にいろんな人がいた。もちろん、温泉に入りに来ただけの人も(笑)。ライヴアクトが始まる前には主催者からのイベント説明、そして絶対やっちゃいけないことのお話が続く。といっても酒は飲まないし、温泉も入る気ないから問題は起こさないけど。でも、既に出来上がっている人が何名かいましたが。後ほど、テレビ取材が入ってるらしく、ここにいる人たちは全員フリー素材という説明もあった(笑)。

いじわる全集

 予定通りの11時50分からLIVE ACTのひとつ、柴田聡子さんのステージが始まる。白いワンピースとアコースティック・ギター、のびたのママ的な容姿。植木等さんの「スーダラ節」からスタートしてさらに酒を飲めと煽ると、以降はしっとりとした曲が続く。爪弾かれるギター、風になびくような歌声がゆるりと会場に響き渡る。清冽とした、しかし、芯の強さを感じさせる音は心地よい。のんびりと耳を傾けながら酔える感じだろうか。後半には、急に激情的に叫ぶ場面もあったけど、それもご愛嬌。途中で「聡子ちゃん、かーわいい」という客席からの声に「ありがとう」と照れたり、老舗の温泉らしくお客様を探してます「久保田様~」とアナウンスが聞こえてきて雰囲気が和んだりということもあり。トップバッターの役割をしっかりと務めてくれたと思います。

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 そして、合間にはDJタイム。客層を考えての選曲だろうけど、90年代J-POP~最近のアイドルソングが連発でやたらと盛り上がる。TOKIOの「LOVE YOU ONLY」だったり、B’zの「LOVE PHANTOM」だったり、あややの「LOVE涙色」だったり。さらにはようかい体操をステージでやったりしてたし(笑)。でも、アイドルソングが盛り上がってて、ドロシーちゃんたちの「デモサヨナラ」がかかったら、オレモー!コールが自然と巻き起こり、ももクロの「走れ」で相当数の人がステージの前に詰めかけてのけちゃで異様な盛り上がりをみせる。DJの時も決して休みの時間にならずに、一緒に楽しい時間を作り上げていて、この点は非常に良かったと思います。


   そして、十分にDJタイムで温まったところで、ゆるめるモ!の登場。温泉の宴会場でのライヴということで、何か仕掛けてくるとは思ってたけど、上記の写真どおりに浴衣、浴衣めるモ!でございます。実際はプロデューサーの田家さん(半袖半ズボン)がイトー○ーカドーで買ってきた浴衣っぽく見える介護用のものらしいけれど(笑)。

  ESGをオマージュした「あさだ」からスタートしたこの日は、6人体制でのステージ(前日の女子大での学園祭はさささ(しふぉん)とちーぼうが不在だった)。彼女達のパフォーマンス、そして前方に殺到する客達で一気に湯上がり後のような熱気へ。続いてのFactroy Floor×J-POP的な「スキヤキ」で、独特のリズムに乗せてポップに駆け上がっていくことでそれはさらに顕著になっていく。戦場と化した客席には、最前であのちゃんを髪型から水色つなぎまでを完コピした少女が奮闘していて目についた。ゆるめるモ!もこういうところまで上がってきたんだなあと感心、感心。そんな影響を与えているあのちゃん、自己紹介で「病院から抜けだして来ましたー」とゆる~く言ってたが(笑)。

 一旦のゆる~いMCを挟み、ハイパーようなぴちゃんが「次の曲聴いてください、べぜ~る」と曲へと行こうとしたら、次に演る予定だった「ぺけぺけ」がかってズッコける。仕方ないから順番を入れ替えて「ぺけぺけ」をやろうとしたら・・・これまた次に演る「逃げろ!!」がかかるというコントのような音響ハプニングが続き、会場中から笑いが起こる。本当にゆる~いな(笑)。そんな困った音響の修正時には、さささが時間繋ぎのために、流れ星のちゅーえいのひじ祭を体を張って披露する。スベったらちゅーえいのせいにすればいいと思うが、多分そこそこウケてた。まあ、僕個人としてはちゅーえいはひじ神よりもテレ朝のドッキリでいつも裸にさせられる人なんだけど。ちなみにこれ、来月のさささ生誕でみんなでやりたいそうなので、覚えていった方がよろし。

 気を取り直して「べぜ~る」は、さささのヴィジュアル系くさい「行くぞっ!」の煽りから気合入って盛り上がるし、コミカルなポップ感とテンポの良い四つ打ちでどんどんと熱気が上昇。ちなみに先月のぐるぐる回るで見た時はちーぼうが間奏部分で「ア゛アアアァー!」と凄まじいシャウトを見せていたけど、今日は普通でした。そして、「ぺけぺけ」は彼女達らしいゆる~い感じのエレクトロ・チューンだが、傷を背負って道なき道を行くという歌詞からもわかる通りにメッセージ性の強い曲でもある。落ちサビでいいのかな?あのエモーショナルさは、ライヴでもグッと来るものがあった。

 そして、「みんな、ストレス社会で苦しんでるでしょ。楽しんで帰ってください」というようなびちゃんの決まったMCから、「逃げろ!!」に入るはず・・・っが再び次に演る曲の「なつ おん ぶるー」がかかって、みなが爆笑。「うちら芸人枠なのかなあ」と心配するメンバー。「たけ おん ぶるー!」とかいうツッコミ入れるゆるヲタ。この関係もなかなかに素敵なものでしょ。2度の手違い(苦笑)のあとにようやく始まった「逃げろ!!」は代表曲として揺るぎない一体感を生み、最後はもちろんというか既にバレていたけど「なつ おん ぶるー」へ続く。「綱島温泉いくぞー!」のさささ煽りから、お祭り騒ぎ。ももぴやあのちゃんがステージ降りてきて、客が彼女達の方に殺到したこともあってその近辺にあった柿の種等のお菓子が散乱する事態にまでなっていた(笑)。

  この会場の盛り上がりにアンコールが巻き起こる。再びようなぴちゃんが「ストレス社会の中~」というMCで笑わせ、あのちゃんが「働かなくていいよ~」と上手く?まとめたところで大ラスに「生きろ!!」。「今日を精一杯駆け抜ける君に、鼓動を刻む明日は来る」とは歌ってないが、「生きろ、生きろ、生きてみよ」と力強いパフォーマンスが生むメラメラとした熱と喧しさが、最高の生きろを教えてくれる。さらには、さささの気合い入りまくったホイッスル・ヴォイス。とにかく楽しくて熱かった。ライヴ終わってから、どこかの誰かが叫んでた「やっぱりゆるめるモ!だなあ」って本当なんですよ、みなさん。

 ‐‐‐setlist‐‐‐
あさだ / スキヤキ / べぜ〜る / ぺけぺけ / 逃げろ!! / なつ おん ぶるー / EN. 生きろ!!


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ここ再びの1時間強のDJタイムの盛り上がりをご確認ください。


 きゅるきゅる (CD+DVD)

 きゅるきゅると道重依存の大森靖子がトリを飾る。実は、先月に名古屋パルコで行われたメジャー1stシングル発売記念のインストアで彼女を初めて見たけど、確かに普通じゃない魅力のあるアーティストだと感じた。空気感であったり、パフォーマンスであったりね。この日は初っ端のキラキラのシンセポップ「ミッドナイト清純異性交遊」で飛ばすと、ゆるめるモ!の時の熱気が再びという感じの盛り上がりとなる。流石に橋本愛がMVに出てる彼女の代表曲。しかし、大森靖子は髪が長い方がいいと思うけど(笑)。

 「デートをしよう」からはアコースティック・ギターで魅せる。ここからはお客さんも自然と座って見る形に。とはいえ、その「デートをしよう」では「エロいことをしよう」とタイミングよくみんなで歌うし、「絶対彼女」ではサビのところを女子とオッサンに交互に歌わせたり、良い雰囲気が継続。それに客から渡されたワインを飲んだり、ヤクルトを飲んだりと忙しい大森靖子であった。「フェスやイベントで奇行を繰り返したことで、(腕で組んで)大森靖子どんなもんだと見る人が多かった中で、今日のお客さんはあったかい」と素直に述べる。出来上がっている人はいっぱいいたけど、雰囲気の良さはお客さん自身も感じているところだと思う。それに彼女は同姓からも支持されるアーティストのようで、女性ファンがそこそこいる。

 その後もアコギ一本でのショウは続き、それに聴き入ったり、時には一緒に歌ったりしながら温かい空間が生まれている。アンコールでは、狐火とコラボした「原爆ドームの見方が変わった日」を披露。今回、初めてこの曲を聴いたけど、狐火が吐き出すその直接的なリリックのひとつひとつが胸に刺さったし、大森靖子の柔らかく包むような歌とのコントラストがとても印象的だった。最後はマイクを通さずに情念の全てをぶつけるように叫び続けた「PINK」で大きな衝撃を残して、終演。異種のオーラ、ここにありという感じだった。

‐‐‐setlist‐‐‐
ミッドナイト清純異性交遊 / デートはやめよう / あまい / エンドレスダンス / 君と映画 / 絶対彼女 / KITTY’S BLUES / ノスタルジックJ-POP / 夏果て / Over The Party / ハンドメイドホーム

‐‐‐setlist‐‐‐
原爆ドームの見方が変わった日 (feat.狐火) / PINK


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 大森靖子の後にはまだDJタイムが残っていたが、吉祥寺WARPで行われるthiaquietarmyの来日最終公演に向かうためにここで退散。初めての湯会であったけど、まったりと音楽を楽しんだり、熱く音楽を楽しんだりと楽しい出し物ばかりでいいイベントだった。僕は完全に出演者に惹かれて足を運んだけれど、出演者云々じゃなくてこのイベントだからこその雰囲気/魅力でお客さんがついているってのを感じたしね。継続してこれからも楽しいひと時をお願いします。

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