2015/01/10 BABYMETAL 「LEGEND“2015” ~新春キツネ祭り~」 @ さいたまスーパーアリーナ

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 1stアルバム『BABYMETAL』の発売を契機に世界侵略が一気に進んだ2014年。年末にはテレビの方でもNHKでのスペシャル番組が組まれ、ミュージックステーションのスペシャルライヴに出演し(しかもX JAPANと共演)、お茶の間を少し騒がせたKAWAii POP-METALな少女たち。かっぱえびせんのようにベビメタがやめられない、止まらない人が増殖しまくり、BABYMETAL現象とまで名付けられた快進撃は過去最大規模となるさいたまスーパーアリーナ公演もSOLD OUTで飲み込む事に。ここ1、2年の駆け上がり方は本当に尋常じゃない。たまアリに着くと本当に多くの人がいて、かつてMETALLICAやSIAM SHADEを同会場で見ているけれど、それを凌駕する人数がいた。

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 たまアリの隣の会場では、第1回クールジャパンが開催。BABYMETALのライヴを待つ黒い人々が大挙として押し寄せ、コスプレ戦士たちと正面衝突を起こしていた。ご存知のようにBABYMETALは以前にクールジャパン担当相と対談しているが(TBSで放映)、ちゃんと狙って開催しているんだなあと感心。会場にはBABYMETALのKAWAiiの部分を受け継ぐセーラー服おじさんもいて、彼が登場した時の歓声は一番大きかった。

 会場に入るとアリーナ、スタンドと共にぎっちりと埋め尽くされた。そして、いつも通りにメタル重鎮達のBGMが昂揚感を高めにかかる。その中にDragonforceが今回加わっていたのは、やはり新曲参加のためのリスペクトか。ステージに目を移せば、大きな城のようなセットが組まれ、センターステージ、さらに上手下手に小さなステージを用意。そこをつなぐように平安時代を思わせるような朱色の橋がかけられていて、武道館の時よりお金かかっている感じある。昨年9月の幕張はえらく簡素だったので(苦笑)、こうしたセットの演出に俄然テンションが上がった人は多いだろう。ちなみに僕は一応、アポカリメンバーなのでCブロックが近い上手側の200レベル3列目で見た。

 定刻から10分ほどが経過して、まずはメタルレジスタンス第三章「Trilogy」の開演を告げる紙芝居が始まり、続いて日本武道館の黒い夜の続きのように棺桶から出現するBABYMETALの3人。そのまま「キツ~ネ~」の音声に乗せて黒い着物を着た3人がセンターステージまで移動し、「メギツネ」からライヴをスタートさせる。そして、神バンド(今宵は大村、Leda、BOH、青山のレギュラー4人)の鋼鉄重低音とSU-METALの歌声が早くも会場を制圧していく。

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 序盤の驚きは新曲(現時点でタイトル不明)が披露されたことで、ドラムンベースっぽい入りからデジロック風に展開して、YUI&MOAが「アワアワフィーバー」とKAWAiKU演出する曲となるが、僕にはフィーバーがピーマンにしか聴こえなかった(苦笑)。でも、正直なところをいえば、「Road of Resistance」よりもベビメタらしいKAWAiiとPOPとMETALが混成した楽曲になっているように思う。さらにはやるの早すぎだろ!と思わず心の中でつっこんだ「紅月-アカツキ-」で紅に染まって吹き抜ける風にさえ目を閉じる。この曲では赤いライトは変わらずだったが、炎を使った演出からスモーク柱へと変わっていたことに驚いた。

 しかしながら、曲順を変えて定番メニューが消化されていく形ではある。それでも、今回で言えばSU-METALが「Say!」と歌わせる場面が目立ち、YUI&MOAも会場をよく煽っていた。会場のキャパシティは大きくなれど、一体感はより強く感じられたかな。そこは彼女達が成長してきた部分でもある。なかでも印象的だったのは「悪夢の輪舞曲」。神バンドによるインスト祭で盛り上げた後、Djentルな形で攻め立てるこの楽曲は、中盤でメインステージとセンターステージまでをつなぐ橋が天高く登る。その上でSU-METALが会場の目線を釘付けにし、完全に空気を掌握して歌い上げる姿を見せた。それはまるで17歳の女神を見た気分。

 

 本編の締めくくりは「ヘドバンギャー!!」~「ギミチョコ!!」~「イジメ、ダメ、ゼッタイ」の三連発。アリーナの群衆達の蠢きは激しさを増し、心を燃やし、叫ぶ。「イジメ、ダメ、ゼッタイ」のWALL OF DEATHはこれまで以上に凄かったように感じた。上記のZIPでの映像では五弦ノースリーヴ大工こと山口達也が脅威を覚えているではないか(笑)。

 「We Want More!」の大コールに煽られてのアンコールは、「BABYMETAL DEATH」「ド・キ・ド・キ☆モーニング」とデスメタル~KAWAii POPの大きな振り幅で衝撃と熱気をプレゼント。そしてラストは、ハーマン・リとMOAMETALのスマイル対決が話題を呼ばなかった、ドラゴンフォース参加の新曲「Road Of Resistance」であった。「メタル戦国時代が~」という紙芝居が続いた後で、【WALL OF DEATHの乱】というコピー(WODの乱は、すまんけど笑った)が群衆の士気を高めると、SU-METAL総帥の指揮に従って「I.D.Z」に続くWOD第二陣が巻き起こる。さらには曲の中盤での2万人が「WOW~WOW~」の熱い叫びでひとつへ。この新しいアンセムを携えて2015年も旋風を巻き起こしていく、その決意が見えたクライマックスであった。

 この後、2015年5月に海外公演、6月に幕張メッセで過去最大規模のスタンディング・ライヴを発表。国内外を巻き込んで、BABYMETALは今年も旋風を巻き起こしていく。そして、メタル偉人たちは彼女達と笑顔で写真を撮っていくのである(多分)。

 余談だが、終演後にさいたまスーパーアリーナを出ようと出口に向かっていく所で、セーラー服おじさんに再び遭遇(笑)。たくさんの方に写真を申し込まれていて、やはり人気だった。セーラー服は問答無用で人を狂わせる・・・。また、あるファンからは「MOAちゃんの背が大きくなっててヤバいよねー」という声が聞こえてくる。みなさん、やっぱりそこを懸念しているんだなあ(笑)。

 ‐‐‐setlist‐‐‐
01.メギツネ
02.いいね!
03.新曲
04.紅月-アカツキ-
05.おねだり大作戦
06.Catch me if you can
07.ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト
08.4の歌
09.悪魔の輪舞曲
10.ヘドバンギャー!!
11.ギミチョコ!!
12.イジメ、ダメ、ゼッタイ

‐‐‐encore‐‐‐
13.BABYMETAL DEATH
14.ド・キ・ド・キ☆モーニング
15.Road of Resistance


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