2015/03/22 白昼夢を二度見る @ 新栄リフレクトスタジオ

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 名古屋のポストロック・バンド、Aysula(アイスーラ)のサッタ氏が企画した「白昼夢を二度見る」へ行ってきた。ラインナップを見れば、名古屋のポストロック~シューゲイザー~エレクトロニカ系が揃ったもの・・・と思いきや、違うんだなこれが。目を引くのは、”amiina”という文字。もちろん、シガーロスの作品に参加しているアイスランドのamiinaではない(っていうかみんな最初はそっちだと思ったはず)。東京の中学生アイドルユニットがこのイベントに参加するとのこと。シューゲイザー×アイドルの組み合わせを見に、わたくしは行ったんだ。

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 ただ、恥ずかしながら一番のお目当てにしていた、溶けない名前のライヴに大幅遅刻。鶴舞駅から歩いて行ったら、道を間違え・・・(汗)。到着した時にはジザメリばりの雷轟に見舞われる「ぼくらの倒錯ごっこ」が演奏されており、頭を抱えた。ライヴでは最後に演奏することが多いので、1曲見ただけでもう終わりかと嘆いた後に「こわいせいめいたい」を演奏してくれたことで少し気持ちが持ち直す。しかし、この曲も歌メロはポップな感じなのに、バックはとてもノイジーで上手くギャップを作っていた印象。ちなみに先日にアナウンスがあった通りに、ドラムのニワさんが脱退したために、ベースのそがべ氏がドラムにシフトして、昨年にベースのサポートとして活躍したシマモト氏が正式加入。新たな門出を切ったステージとなった。

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恍惚教室 / 電気信号の妹 / 感じる計算機、二十一歳 / 恋をするウイルス / ぼくらの倒錯ごっこ / こわいせいめいたい

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 続いては、エレクトロニカ系男女デュオのmiiiia。「iは4つ」とおまじないのように覚えましょう。といっても自分は、名前だけ知ってて初めて見るパターン。イルミネーションのように電飾を使わないドラムセットやアンプの上などにかけて、ステージの雰囲気をつくる。そのステージを、ロシアン佐藤(大食いの人)のような帽子を被り、slowdiveのシャツを着た男性ギタリスト、ベースヴォーカルの女性が幻想的に彩っていく。打ち込みのドラムとシンセに絡むふくよかなベースライン、そこに優しいギターの音色が重なって、女性ヴォーカルの歌声がお伽の国を案内していくみたいな感じ。それは、ゆるふわ擬似アイスランド的なイメージ。轟音ギターが一閃することもあったが、透明感に包まれる心地よさに惹かれるものがあった。流石にiが4つの説得力をもつデュオ。

 そして、ヲタ達が最前付近に陣取りだした(まあ、私もゆるめるモ!のパーカーでライヴ見に行ったけど)ということは、amiinaの登場です。ami(あみ)とmiina(みいな)でamiina。MCで語っていたけど、バンドと一緒にライヴすることが初めてであれば、名古屋でライヴすることも初となる。

 しかし、オルゴールの音色からエレクトロ~ストリングスで鮮やかに展開する「monochrome」から曲の練り具合に驚かされる。少し前のポストロック~エレクトロニカを上手く落としこんでて、それがあどけない少女たちのヴォーカルと中和していておもしろさにつながっている。ちゃんとMIX入れるような盛り上がる系の曲ももちろんあるし、30分の時間を通しての緩急静動のバランス感覚も良かった。amiinaの2人にしてもバンドを観に来た人が多い中で物怖じせずにパフォーマンスしていることが好印象。既におみやげ買ったっていうMCからは中学生らしさが伝わってくる。

 特に良かったのは、MVが公開されている「Drop」という曲。90s~00sポストロック・サウンドはkilk recordsから出てもおかしくない感じ。この曲、一度聴いてみたら心奪われる人が多いと思いますよ。昨年に見た3776といい、中学生アイドルの曲は練られすぎてて驚くことばかりだ。最後は「Canvas」という曲で一番の盛り上がり。しかし、2人とも2000年代生まれという事実に対して、アラサーのおじさん(自分)は目眩が・・・

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‐‐‐setlist‐‐‐
monochrome / マインドトラベル / キーメーカー / 新曲 / Drop / Canvas

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  ラストは、名古屋のシューゲイザー・ゴッドとして知られるゴンザレス氏が率いるインストゥルメンタル・トリオ、daphne.。日曜なのに会社帰りを思わせるスーツ姿のゴンザレス氏がまず目についたけど、ベースが1弦を貼ってなくて弦3本だったのにも疑問符がついたところ。始まる前からネタの準備は十分ということか。

 daphne.としては久しぶりのライヴになるそうだけど、基本的には静から動へとらしい展開の曲が多く、轟音でしっかりと意識と身体を持っていく。しかもSFっぽいプログラミング音入りだったし、ギターが奏でるメロディも綺麗。ただ、もう少し凝った展開があれば良い方向に向くんではないかなという印象も受けたけど。それでも最後の曲の延々と轟音を垂れ流す感じは良かったな。

 そして、巷で有名なゴンザレス氏の失笑MCを初めて聴いたけど、いきなり全バンドの自己紹介をしたと思ったら、いつの間にか会社で自分の所属部署が自分以外がみんな異動になったという話にすり替わり、リフレクトスタジオを笑いに包んでいた。上司が定年退職になりましたとか知らない(笑)。

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 amiinaの物販でCDを購入したら、その場で2人にサインしていただけてありがたや。あとは、名古屋限定の写真とamiina Timesの大阪・名古屋特別版をもらえた。こんなに気前良く色々とプレゼントしていただいていいのか。チェキは撮らなかったけれども(苦笑)。

 あと、物販購入する前に運営の方と話す機会があったので、「Dropって曲はちょっと前のポストロックっぽくて、kilk records出ていてもおかしくない感じですよね?」って聴いてみたら

 「そうですね。狙って作ってます。ドラムはtoeの柏倉さんが叩いているようなイメージで」と言っていたので、amiinaの運営陣に対する信頼感がドーンと上がった。「次出すシングルは全部生で録るおもしろいものなんで、期待しておいて下さい」という言葉も出てきたので、今から楽しみです。

 しかし、今日のイベントはおもしろかった。次回があるのならば、今回をさらにパワーアップしたのがみたいですね。

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