凄く好きなので何回も見てますけれど、ゆるめるモ!のライヴに行くとハートが見事にゆるめられます。譲りあい精神のある現場の温かい雰囲気(たまに狂うけど)も良いです。そして、溢れんばかりの笑顔があちこちで見られます。女性ファン(いわゆるモ!女子)も結構いて賑やか。満員で埋め尽くされた今日のアポロベース公演もそう。赤坂BLITZ以来に見た彼女達は、いつも以上に輝いていました。
新アルバム出たのに「ゆるトロ」からなの!?と意表をついたような、ついてないような感じでスタートし、前日の大阪とはかなり入れ替えたセットリストでライヴは進みます。2ndアルバム用の新衣装に身を包み(けちょんは、その衣装をエヴァ初号機やフリーザみたいとメンバーからいじられていたけどw)、ゆるすぎる ようで ゆるくないパフォーマンスで魅せる6人。
”夢幻少女”と刺繍されたニーハイのもねちゃんは、歌とダンスでメンバーを引っ張ります。彼女がいるとパフォーマンスのレベルがグンと上がる。お揃いのニーハイのちーぼうは最年少の愛らしさと真面目さとちょっとした毒が(笑)、けちょんはゆるめるモ!のコンセプトそのものの存在感とセクシーさが凄い。しふぉんちゃんは熱血と積極性で観客を引き込んでくれます。ようなぴちゃんは天真爛漫ハイパーキラキラガール。あのちゃんはもう神々しいことこの上ない。やっぱり6人揃って完全体、全員がかけがえのない存在です。
頭のおかしいプロデューサー(褒め言葉ですよ)が見事に導いた2ndアルバム『YOU ARE THE WORLD』は、グループの音楽性と世界観を確実に広げました。それらの曲を今日の公演で初体験したわけですが、まだ数回披露した程度なので成長段階でしょう。もちろん、それぞれに見せ場があります。後藤まりこさんの「id アイドル」であれば、サビのヘドバンの振り付けで盛り上がる。ナカコーによる「もっとも美しいもの」では、あのもねコンビが手を繋いで前に行く姿があまりにも美しい。しかもこの場面で、あのちゃん推しのオッサンともね推しの兄ちゃんが熱く抱き合ってて思わず笑う。ゆるヲタの純粋な心、最高かよ。最後のほうでタオルまで振り回すお祭り騒ぎの「よいよい」も良かった。
新曲と比べると、これまでの曲の方はやっぱり安定感あります。「OO」や「スキヤキ」辺りはしっかりライヴのスイッチになっていますし、「manual~」にしてもそう。でも、ハイライトとなったのは2ndアルバムの核である「Only You」。振付は特になく、ボアダムスばりのリズムに乗せてメンバーがありったけの感情をぶち撒けるように叫び続ける。その昂揚感たるや凄まじい。アイドルを通した自由表現もついにここまできたのかと。また、この曲で柵に立ち上がって歌うあのちゃんの存在感は際立ち、客席中央の柵に乗って歌うしふぉんちゃんも印象深かった。
締めくくりの「逃げろ!!」や「なつ おん ぶるー」はもちろんの良さだけど、アンコールの1曲目で披露した映画『女の子よ死体と踊れ』の主題歌を飾る「人間は少し不真面目」にはジーンときました。代わる代わる丁寧に歌いあげていく彼女達の姿が余計に胸を打ち、ノスタルジックな気分になっちゃいましたね。そういえばあの曲やらなかったなあというのはあるけれど(個人的にはべぜ~るやNNN)、総じて満足度の高いライヴでした。溢れる愛と熱気の現場。
‐‐‐setlist‐‐‐
01.ゆるトロ(slo-モ!)
02.Majiwaranai CAts
03.波がない日
04.ゆるめるモん
05.id アイドル
06.聞こえる
07.不意打て!!
08.場viewer
09.おこしてしまった?
10.夢なんて
11.もっとも美しいもの
12.けちょんメドレー(メルヘン ~ 生きろ!! ~ 私と私と私と私と私と私と私と私と)
13.KAWAIIハードコア銀河
14.虎よ
15.OO(ラブ)
16.モモモモモモ!世世世世世世!
17.転がれ!!
18.スキヤキ
19.manual of 東京 girl 現代史
20.よいよい
21.Hamidasumo!!
22.Only you
23.逃げろ!!
‐‐‐encore‐‐‐
24.人間は少し不真面目
25.なつ おん ぶるー
なぴちゃんがPerfumeっぽくない?と言ってたツアータオル
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