2016/07/24 FUJI ROCK FESTIVAL ’16 DAY3

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 ナオト・◯ンティライミが強い気持ち強い愛で27時間100曲歌い続ける中、自分は4年ぶりにフジロック・フェスティバルへ行ってきました。といっても最終日のみ。Battles、Explosions In The Sky、BABYMETAL、Deafheavenと特にみたいのが揃っていましたので、この日を選びました(本当は3日間行きたいんですけど、久しぶりということもあり)。今回は記念すべき20回目ということで、こういう年にこそ行くべきだろう!と。フジロックへ行くとなると障壁が多いですけど、気分はとても高まりますね。苗場GO。

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 某パターンで苗場へ向かいましたが、予想以上に早い6時ぐらいに着いてしまい、どう過ごそうか迷う(汗)。とりあえず物販に並ぶことにしまして、Tシャツ3枚購入(上図参照)。ちなみにDeafheavenは取り扱って無いと言われ、Explosions In The Skyは前日までで既に売り切れていた・・・。真ん中のネコTも黒が良かったけどなあ(売切れ)

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 今回はピラミッド・ガーデンに行ったり、新設されたオレンジカフェに行ったり、ボードウォークを通ったり、これまでにしてこなかった経験をいろいろしましたね。ドラゴンドラは未だに乗れてませんが(苦笑)。しかし、この日はチケット売切れというだけあって、人が多いので移動も苦労します。昼前はまだよかったけど、昼過ぎからドッと人数が増えたような。自撮ラー多し。そして、なかなかに暑くて日差しが刺さる感じ。日焼け止め使いましたが、帰ったらそれなりに日焼けしていました・・・。

 昼前ぐらいからオレンジカフェにて知り合いとダラダラしてましたけど(オレンジカフェには屋根と机・椅子がある)、ちょうどトミー富岡さんがステージで演奏されておりました。彼は弾き語りの下ネタ詰め合わせで、K点越えを軽く100回以上記録。おかけで楽しい食事の時間が過ごせましたとさ。当初はBO NINGENを見に行く予定でしたけど、この日はこれで良かったと思いたい。一回ダラダラすると、フジロックってこういうもんだよねえみたいになる不思議(笑)。

New Bermuda

 お目当てのひとつ、Deafheavenを13時過ぎから。初来日(leave them all behind)とその翌々日に行われた伝説の名古屋公演以来、約4年ぶりです。2014年の来日公演は行けなかったのですが、まさかフジロックに出るとは。ホワイトステージにはかつてMelvinsやISIS(the Band)も出演していますが、ここで見られるのは感慨深い。そして前方のセキュリティ陣は、あらゆる格闘技をものしてきた肉弾戦上等の外人でなかなかに怖い(笑)。

 アルバムを出すごとに巨大な存在になっていく彼等。メンバー5人は黒系の服装でまとめ、ポスト・ブラックメタルと評される激速ヘヴィな音を奏でます。本日はほとんどをこの作品から演奏した昨年リリースの3rd『New Bermuda(邦盤タイトル:絶海)』は、1stと2ndを経てよりダークに進化させたものでしたが、特徴的なトレモロリフと強烈なシャウトが大自然を蹂躙。さらには甘美で柔らかいメロディが巧みに交配され、1曲の中で大きな起伏をもたせがら興奮をもたらします。ライヴだとさらにソリッドで瞬発力が高まる印象があり、百戦錬磨のバンドの力を存分にみせつけてくれる。

 そして、前に見た時と同じようにヴォーカルのジョージ・クラークが目につきます。吉川晃司よりも郷ひろみよりも機敏に動き回り、曲調に合わせて指揮者みたいな動きもする。ナルシズムの塊。ホワイトステージを可能な限り扇情する姿は強烈に焼き付きます。やはりラストに持ってきた「Dream House」では、Deafheaven大運動会 supported by 砂埃が盛大に開催。過激なサウンドで彼等のことをよく知らないだろう客にすら火を付けて大きなサークルを生み出し、魂をぶつけ合う。良いライヴでしたね。ただ、もしまた来年に来日するようなら、次はちゃんとLUNALUNAってくれ、デフヘヴン頼む!と言っておこう。なんにせよ、灼熱のデフヘヴンは最高。

‐‐‐setlist‐‐‐
01.Brought to the Water
02.Baby Blue
03.Come Back
04.Gifts for the Earth
05.Dream House

センチメンタル通り

 鈴木慶一御大のいる、はちみつぱいをフィールド・オブ・ヘヴンにてご鑑賞。いきなり度肝を抜くジャムセッションが途方も無い時間続きましたが、サイケデリックかつ濃厚なグルーヴによって、悠久の時間が流れているような錯覚さえ起こします。ステージには、トリプルギターにツインドラム、ヴァイオリンや鍵盤等で10人近い大所帯。酸いも甘いも経験してきたオジさま達が音楽を交歓しながら、それを客席側にしっかりと届けていく快感よ。キング・クリムゾンとかピンク・フロイドが頭に浮かぶような瞬間も何度か。ライヴが進むに連れて本来のフォーク・ロック/日本語ロック的なのが顔を出しましたが、それはそれで味がある。「45年かけてフィールド・オブ・ヘヴンにたどり着きましたけど、メンバーはみんな(年齢的に)天国が近い」みたいな自虐ネタを仰ってましたが、熟練した音楽を奏でる素敵な方々でした。

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 ここでちょっと時間が空いてうろちょろ。アヴァロンやカフェドパリとか行ったりして、人混みを少し避けてみようと思ったのですが、どこもやっぱり人多い(笑)。あと加藤登紀子さんを5分ぐらいみれました。

Black Radio

 既に尋常じゃない人だかりの中で(入場規制並)、ロバート・グラスパーさんと仲間たちのステージは開演。新しいジャズ・シーンの中心を担っている人ということだそうですが、ジャズにHIPHOPやエレクトロニカ等を見事に融合させて、高い評価を得ているという。

 ステージには、キーボードのロバート・グラスパーさんを始め、ベースにドラムにDJに、グラスパーさんと間違えられる確率が高そうな中央に位置するサックス&歌の5名が登壇。流麗かつ洗練された音の絡みを聴かせたかと思えば、静かに熱気を放つような演奏でノせることもありました。特にドラムの人の繊細かつ大胆なコントロールの仕方が絶妙。サックスの情熱的な響きも雄大な自然を揺るがすようで良かった。何より聴いていて感じたのはスムーズに耳に馴染むこと。それゆえの心地よさがありました。 Radiohead「Everything in Its Right Place」、 Nirvana「Smells Like Teen Spirit」のカヴァーもご丁寧に用意。盛り上がるのも納得のアクトでした。

【早期購入特典あり】METAL RESISTANCE(初回生産限定盤)(DVD付)(BABYMETAL 防水クリア・ロゴステッカー付)

 苗場でセイヤソイヤのベビメタちゃんであります。この日のアーティストTシャツ着用率で、レッチリと1,2を争うぐらいにファン集結。もちろん入場規制の大混雑で、世間の荒波ぐらい僕らのあの場所へたどり着くには厳しかったとか。流石にこんなに密集地帯と化したホワイトステージは初めて。ちなみにこの時間帯だけ、パラパラと雨が降っていました。

 さいたまスーパーアリーナ公演以来1年半振りに見ましたけど、さらに成長を遂げてて、貫禄もスゴい。神バンドが叩き出すド迫力の重低音に、KAWAiiのフックの連続。華やかで勇敢に突き進み、でも地獄と天国の二面性をも持つ辺りがやはり魅力としてあります。スタートは紙芝居からの「BABYMETAL DEATH」でしたが、次の曲に進むごとにサークルがでかくなっていった辺り、熱狂を物語っていました。BABYMETALどんなもんじゃいみたいな人達を圧倒するパワーも当然ありましたね。

 「Catch me if you can」の前の神バンドのソロ・コーナーもアウェイでやり切るところにおもしろさを感じ(無いとダメだけど)、また中盤で披露するとは思わなかった「イジメ、ダメ、ゼッタイ」では、WODが上部のスクリーンに少し映っただけで大きな歓声が響き渡る。

 2ndアルバムからの曲は初体験のものが多かったですが、リード曲「KARATE」は尋常じゃない盛り上がり。SU-METALは英語でMC煽るのは変わらず。ラストは「Road of Resistance」でBABYMETAL流メタル街道を突っ切って、爪痕を残して終演。ただ、苗場マジック的なものは感じなかったので、ワンマンでガッツリ見たほうが良い気はしましたね。近々見ますけど(笑)。

‐‐‐setlist‐‐‐
01.BABYMETAL DEATH
02.ギミチョコ!!
03.Catch me if you can(冒頭に神バンドのソロ)
04.ヤバッ!
05.イジメ、ダメ、ゼッタイ
06.メギツネ
07.KARATE
08.Road of Resistance

Wilderness

 僕自身、今日の一番のお目当てってやっぱりポストロック静動型師範代・EITSになるのかなあ。というわけで、すっかり人気の少なくなったホワイトステージのかなり前方で彼等を堪能しました。4年前に同ステージで体感した時も素晴らしい感動がありましたが、本日はそれを上回っていたと感じます。

 5人が定刻に出てきて、「こんばんは。わたしたちはエクスプロージョンズ・イン・ザ・スカイです!」とたどたどしい日本語で挨拶した時は笑えるゆるいムードでした。それが「Catastrophe And The Cure」が始まると、彼等の奏でる音にただただ酔いしれます。長い時間をかけて静から動へ。真摯な表現から成るドラマティックな道のりには、聴いていると様々な感情がいつも渦巻くのですが、美しい旋律から立ち上がる轟音には、彼等のスケールの大きさやエモーションが詰まっています。これを苗場の舞台で浴びると余計に感動的なんですよね。

 立ち込めるようなスモークを照らすオレンジ~紫~青の照明は幻想的にステージを彩り、視覚的な美しさも加味していきます。トピックとしては新作『The Wilderness』を引っさげてのフェス出演になるわけですが、これまでの曲調とは変えて短くてミニマルかつアンビエントに仕上がったのが特徴でした。その作品から3曲披露していましたが、定番曲との間に挿入することでカラーを上手く変え、良いアクセントとして機能。自身のライヴの魅力をさらに拡張する上で、新作は重要だったのかなあと思います。

 壮大な音に酔いしれていると、あっという間にラストの「The Only Moment We Were Alone」へ。美しいギターの音色が共鳴しながら、丁寧に編みこまれて胸を打ちます。そして最後にブレイクを挟んでからの大爆発は、この場に入れた幸せを思いっきり噛みしめるだけでした。本当に感動的で素晴らしい公演。アンコールを呼ぶ声がしばらく止まらなかった。

 フジのベスト・アクトと賞賛されたカマシ・ワシントンともろかぶりの時間帯でしたが、僕はEITSを選んで良かったと思います。お互いがベストに挙げてる気がするし、それそれが至福の時間を過ごしたのでしょう(でも、カマシ・ワシントンは見たかった…)

‐‐‐setlist‐‐‐
01.Catastrophe And The Cure
02.The Ecstatics
03.The Birth And Death Of The Day
04.Colors In Space
05.Your Hand In Mine
06.Disintegration Anxiety
07.The Only Moment We Were Alone

By the Way

 王者のレッチリさん。急いで見に行ったら、35分ぐらい見れました!

La Di Da Di

 Twitterで「Yabbaかった」とつぶやいた人が100人ぐらいいそうな見事なパフォーマンスをみせたのがBattlesさん。5年前に3人編成になった直後のライヴを見てますが、その時とは今日の公演は雲泥の差でしたね。ハードコアとマスロック的な芯を持ちながら、複雑なアンサンブルによる変てこりんなサウンドを快楽として届ける。しかもアートとしての芸術性を持たせた上で。人を喰ったようなところもありますが、客の反応を楽しみながら盛り上げていくところも良いですね。それに本日は昔のEPの曲を多めに演奏してて、余計にアガります。タイヨンダイがいなくてもこの辺の曲やるんだと思っちゃいましたが(笑)。

 後半には彼等の一大アンセム「Atlas」によって真夜中の苗場はド級の昂揚感に包まれます。この曲を前にすると、もうみんな笑顔になるしかないでしょう。我を忘れて踊っている人ばかり。でも、ここで終わりません。さらにアげ続けます。「Summer Simmer」から「HI/LO」、そして新・伝家の宝刀の「The Yabba」が現在の彼等の充実を物語っていました。

‐‐‐setlist‐‐‐
01.Dot Com
02.Ice Cream
03.FF Bada
04.Futura
05.B + T
06.TRAS 2
07.IPT2
08.Atlas
09.Summer Simmer
10.HI/LO
11.The Yabba

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 そして、移動中に電気グルーヴやパレスの賑わいを横目に移動しつつ、深夜のバスにて帰路へ。4年ぶりに行き、「別世界」を強く感じましたかね。現実から遠く離れた体験であり、こんなに楽しくて感動したのは久々でした。今年は1日のみでしたが、来年はもっと日数増やしてフジロックを満喫したいですね。まだドラゴンドラ乗ってませんし(笑)。

 ちなみに今年も芸能人/著名人を1人も見つけられなかった・・・。

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