31 knots ‐‐Review‐‐

アメリカはオレゴン州ポートランド奇天烈マスロックトリオ。現在までに10枚近くの作品をリリースしている精力的なバンド。


worried well

worried well(2008)

 US・ポートランド&サンフランシスコの奇天烈トリオ31KNOTSの1年半ぶりとなる6thアルバム。本作で初めて聴いてみたが、何だこれ?わけわかんねえ! ポストハードコア~マスロック~エレクトロニカなんかの要素が主軸となっているが、確信犯ともいえるポップさがえらく新鮮だ。ヴォーカルに関してはエモっぽい部分もあるけど、基本は爽やかといえるぐらいアッサリしているかな。だが、その裏では変拍子のリズムだったり、ピアノが軽やかに踊ったり、シンセが多彩な色を出したり、ギターが炸裂しまくったりと冴え渡ったアイデアでフックを効かせまくっている。”奇抜×実験的”という言葉を頭の中で3行ぐらい並べるとようやく納得がいく自由度の高い楽曲がならんでいるといえるか。世界観がどうたらこうたらはこのバンドとはまるっきり無縁で、こんな事やったらおもしろそう!ってのをどんどん詰め込んだように感じる独自性の強い音楽だ。ハンドクラップにのせて気持ちよく唄う#1からポストハードコア的な静・動の艶かしい変遷を見せる#2、奇怪なシンセの音で空をコントロールしながらいきなり爆発する#3など序盤の掴みはバッチシ。音響系のアプローチをみせる#5、#12やピアノが効果的に働く#4、#6といった飛び道具も随所に配置され、ポップな空気を醸しながら、突如として音符が雪崩れ込む強烈な#8までしっかりと完備。ユーモアたっぷりの作品でおもしろい。

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