6eyes -‐Review-‐

2002年に結成された5人組。名古屋アンダーグラウンドシーンの中心ともいえる存在感を放っている。


Flush

FLUSH(2011)  

 名古屋のアンダーグラウンド・シーンではかなりの存在感を発揮している6eyesの3rdアルバム(過去作は未聴)。かねがね噂は聴いていたが、こうして本作で初めて彼等に触れてみて結構な衝撃を受けた。殺伐としたリズムがうねり、ギターとサックスが縦横に火を吹き、気だるげなヴォーカルがその上を泳ぐ感じ。緊張感ある音のぶつかり合いによるダークで尖ったグルーヴが体を揺らす揺らす。バンドには「踊れるやつなら何でもいい。」という理念があるみたいだが、ガレージ/ポスト・パンク的なサウンドに様々な資質を投下させて独創的な音塊へと昇華している。この肉体的な躍動感と不穏なダークさの結実は、聴いていて単純にかっこいい。妖しくファンキーなリズムからギアをグッと入れ替えて景色が混沌と歪んでいく#1に始まって、狂ったように高速で弾丸を打ち込むかのような#2や#3でさらに加速。中盤では聴き手を翻弄する様に打ち込む殺気だったビートとサックスがさらに冴えを見せ、危険な香りが空間を満たしていく。そして、ラストの#8ではレゲエにまで色気を出して深淵を見せるまでに。全8曲で23分強の収録時間ながら、インパクトは十分過ぎる。ビリビリとした緊張感、余りにも不穏な空気、そして強烈なオリジナリティ。ポスト・パンクにガレージにパンク/ハードコアにレゲエまでをも飲み込んだスクランブル・アタックは驚くほどに強烈です。

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