Awesome City Club ‐‐Review‐‐

架空の街 Awesome Cityのサウンドトラック」をテーマに楽曲を制作する男女混成5人組。2013年の結成から2年ほどでメジャーデビューを果たす順調なバンド活動で、今の音楽シーンで注目を集める存在。


 

actracks

Awesome City Tracks(2015)

 「架空の街 Awesome Cityのサウンド・トラック」をテーマに楽曲を制作する男女混成5人組の1stアルバム。結成2年ほどなのに、インターネットを介した音楽配信で注目を集め、いきなりメジャー・レーベルからのリリースと活動は順調そのもの。

 シンセポップ~ファンク~チルウェイヴ等を下地に程よいキャッチーさと洋楽風の色味を加え、スマートに研ぎ澄ませたサウンドは耳馴染みがよく、話題になるのも当然か。現代のJ-ROCK勢の逆を行くようにBPMはゆるやかにし、巧みに音のパーツを配置しながら、軽妙で洒落たポップスとしての機能を高めている。ソウルフルなatagiと透明感のPOLINという男女ヴォーカルによる変化の妙、日常・非日常を行き交うようなアレンジのセンス。それはロンブーのガサ入れがまるで通用しない隙の無さであり、1stアルバムでこれはズルい(もちろん、いい意味で)。

 タメの効いたリズムの上をキュートかつ華やかに彩っていく#2「4月のマーチ」、Foster The Peopleを意識した感のあるシンセポップ#4「Lesson」、ソウル/ファンク的なグルーヴに軽やかなシンセの音色が光彩をもたらす#6「It’s So Fine」、涼やかなのに不思議な中毒性を持つ中華風ポップ#7「涙の上海ナイト」など精度が高い曲が並んだ全7曲。ひたすら美点だけが際立っており、若いのに早くも音楽職人的な感じが出ていて末恐ろしい。あと、フロントマンのPOLINさんは割り箸を均等に割れない男は嫌いそうな美女っぽい(何だそれ)。

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