Apocalyptica ‐‐Review‐‐

フィンランド出身のヘヴィメタルバンド。シベリウス音楽院出身の彼等が使用する楽器は何とチェロ。チェリスト3人とドラマー1人による編成で“チェロ・メタル軍団”との異名も取る世界的にも稀有な存在のバンド。


Worlds Collide

Worlds Collide(2007)

 2007年5月のフィンランドフェスで来日公演を行い、その圧倒的パフォーマンスから話題をさらった、ご存知フィンランドのチェロ・メタル軍団(チェロ3+ドラム1という編成)のアポカリプティカの通算6枚目の作品。本作品で彼等の作品を初視聴してみた。

 独特の緊張感の中をチェロによる美麗な旋律が光を与えていくオープニング#1から心憎い。チェロによるドラマティックな音色が温かい陽光と穏やかな風をもたらす。なんて美しい響きなんだろう!と心の中で何度も反芻してしまう自分。こぼれるチェロのメロディの碧に澄んだ源泉が本当に美しい。#2,#6,#11あたりは感動の言葉で溢れかえるだろうと思える楽曲。それと対比するようにヘヴィメタルの攻撃力を持つ狂乱と扇情度の高い#7,#9といった楽曲もこの作品における重要なファクターになっている。

 今作では多彩なゲスト陣を招いており、そういった面でも話題を呼んでいる。SLIPKNOT/STONE SOURのコリィにSLAYERのデイヴ・ロンバート、LACUNA COILのVoに、ラムシュタインのVoとなぜアメリカのゲストが多いかは疑問だが(ラムシュタインはドイツだけど)、それはうまくケミストリーを起こし起伏とバラエティ要素溢れる楽曲の形成に成功しちゃってます。日本からは最近スキャンダラスな布袋が参加していたりする。チェロがもたらす流麗かつ戦慄のサウンド。チェロがもたらす未来のメタル、彼等の存在はそんな第一歩なのかもしれない。

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