Blood Farmers ‐‐Review‐‐

B級ホラー映画の金字塔とも言われる映画よりバンド名を拝借したBlood Farmers。Electric WizardやChurch of Miseryなどにも影響を与えたというカルト的な人気を誇るバンド。しかしながらBlood Farmersは「鮮血の美学」というアルバム1枚のみ(1995年発表)を発表しただけで終止符を打っている。ところが近年再結成を果たし、2008年にはDOOM AGE FESTIVAL VOL.4で日本に初上陸するというサプライズが起きた。


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血まみれ農夫の侵略(1991)

    1991年に録音したデモテープの音源をリミックス・リマスターして2004年にLeaf Hound Recordsより発売されたのがこの「血まみれ農夫の侵略」。Electric WizardやChurch of Miseryなどにも影響を与えたという存在だ。先日参戦したライブでもBlack Sabbathのカヴァーをやっていたように、その影響を強く感じさせるドゥームメタルを本作で創り上げている。

 ただそれだけかというともちろんそうではなく、カルト的な人気を誇るバンドだけあって、殺伐としたドゥーミーなサウンドとサイケデリックな雰囲気は恐ろしいまでの邪気を放出している。冒頭の「Behind The Brown Door」を聴けば、それがよく感じられると思う。この14分の大曲は聴くものをドゥームの血海に沈めるかの如し。この時点で脳が溶解していきそう。続く#2「Bullet In My Head」はバンド随一のかっこよさを誇る名曲。重いグルーヴ感と狂乱を巻き起こすようなサイケなギターに酩酊していくのがたまらない。それに5部構成の組曲#5が邪悪な闇のオーラを何層も重ねていくかのようで強烈。#6はニューヨークでのライブ音源、これは底知れぬ闇が展開されていて恐ろしい曲。

 全体通してもサイケな雰囲気に染まり過ぎており、血の臭いがプンプンとしてきそう。ホント、“ドゥームなんて軽い言葉で表すと怒られそうな作品”である。映画「BLOOD FARMERS」にインスパイアされたこの血まみれ農夫のジャケ写や曲中の効果音もB級感と異様な雰囲気を作り出す役を担っていて、おもしろい。

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