Bosse-de-Nage ‐‐Review‐‐

カリフォルニアのポスト・ブラックメタル・バンド。現在までに3枚のアルバムをリリース。


III

Ⅲ(2012)

   カリフォルニアのポスト・ブラックメタル・バンドによるタイトル通りの3rdアルバム。リリースはProfound Loreからで、この作品リリース後には、Deafheavenとスプリット’12をリリースしている。内容はというと、スロウテンポの中で叙情的なフレーズを重ねてじっくりと溜め、轟音ギターやツービートに絶叫が嵐のように畳み掛けるポスト・ブラックメタルらしいつくり。いかにもProfound Loreが好みそうで、Pitchforkの頭使ってますメタルで高評価されそうだ(実際に7.9点だった)。Wolves In The Throne RoomやKrallice辺りに続くタイプといえるが、Bosse-de-Nageはそういったバンドとはまた別の方向性を示していて、激情ハードコアの要素が強く押し出している。なかでも#3「Perceive There A Silence」や#4「Cells」を聴いた時は、envyっぽいドラマ性を備えていることが感じ取れた。というわけで、スプリットで意気投合したDeafheavenとは音楽的にかなり近しい存在。特に#5「The God Ennui」は、麗しいシューゲイズ要素も引き立てながら、獰猛に疾走する名曲なので、Deafheavenファンも狂喜してほしいところ。近年のポスト・ブラックメタルに興味示す人は抑えておくべきバンドのひとつだろう。

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