D ‐‐Review‐‐

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元Syndromeの面々を中心に結成されたヴィジュアル系バンド


Genetic world

Genetic World(2009)

    満を持して発売されたメジャー1stフルアルバム。曲名に「闇の国のアリス」(シングルとして発売されてたりします)とかあったから、うわwとか実は思いましたが(笑)、中身は微妙にシンフォニック・メタル風のヴィジュアル舞踏会という印象がある。生きのいいメタル要素にシンフォニックなアレンジ、オーケストレーションを加えた重厚かつ濃厚なサウンド。ルナシーからクラシカルな素養まで感じさせるツインギターに、強靭なリズム隊が絡んでくるので聴き応えは十分。そこにはもちろんのこと中世ヨーロッパ的な耽美世界を広げており、音楽性・世界観ともにVersaillsと近い印象。付け加えれば、おナルなヴォーカルが取っ付きにくい感じも似ている(笑)。けれども、Dの方がスケールを感じさせながらも全体的にスマートで軽やかな印象があり、メロディも日本人に馴染みやすい。力強さが溢れる多彩な楽曲を揃えながらも、しっかりと耳に心に響いてくるのは好印象。濃厚な世界観が次か次へと移り変わる#2「Colosseo」、ヴァイオリンの優雅な調べが印象的な疾走チューン#3「Birth」、和の妖しさが艶かしい#7「狐塚」は特に鮮烈で、歎美さが際立つ全体からはかなり異色のヘヴィメタル#8「メテオ~夢寐の刻~」という飛び道具も実に強烈。王道的バラード#11に大らかに世界を締めくくる#12もまたいい働きとなって表れている。Versaillsほど大仰ではないが、ヴィジュアルの王道からコアで芯のある曲が集まっており、なかなか聴き応えのある作品に仕上がっているかと思う。

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