Forever Losing Sleep ‐‐Review‐‐

2011年に結成されたニュージャージー出身のエモ・バンド。2014年10月に1stアルバム『 I Lost Myself Again.』をリリース。美しいエモ/ポストロックが人々の心を魅了している。


 

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I Lost Myself Again.(2014)

 泣き虫、モテない・・・。そして、ヴォーカルのヒゲもじゃエモ野郎感半端ない、ニュージャージーの新鋭の1stフルアルバム。EMOのメッカ出身ということで、彼等もその伝統を受け継いだエモさがあります。しかし、今に流行の90’s EMOリバイバルの感触とはひと味違うだろうか。もちろん、その要素も入ってて、後期Mineral感は感じるところではありますがね。

 全体のコーディングは、繊細美麗なポストロック。大半の曲は、ミドルテンポじわじわ系歌もので、哀愁の垂れ流しであります。ゆったりと刻むリズムの中を2本のギターが凛としたメロディを鳴らし、時に轟音へと発展してダイナミックに聴かせてくる。エモ特有の泣きのカタルシス、そしてポストロックの轟音のカタルシス、それらのいいとこどりといえるだろうか。#1「Esprit D’ Escalie」~#2「Twitch」の流れは特にその傾向が強い。#7「Take」の終盤なんてポストメタル的な重さに接近していたりする。さらに#3「Trophied」は、サビのコーラスで暑苦しい時間帯も用意。

 ヴォーカルは、ドッジボールで真っ先に狙って当てられそうなルックス。だが、柔らかな光が差しこむような楽曲の雰囲気に、彼のソフトな歌声が甘く溶け込んでいる。もちろん、体中をエモ絞りして叫ぶ場面もあれど、しっかりとした歌心を強く感じるもの。Explosions In The Skyのような煌めきと飛翔のギター・サウンドに歌が加わって魅了する表題曲#5「I Lost Myself Again」は特に素晴らしい楽曲だろう。続く#6「Harve De Grace」にしてもスケール大きく聴かせてくれている。玄人好みというか。

 全8曲約37分は大人エモとしての機能性に優れ、さらにポストロック好きの琴線に触れる。洗練された魅力を持つ堂々の1stアルバム。

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しかし、このバンド。上図のようなマーチを出すアニオタエモ野郎でもあった・・・。
“フォーエバー 負け スリープ”ってことは、もしかして日本に来たいのかもしれませんよ(笑)。

Bandcampにてname your priceとなっています。オススメです。

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