fresh! ‐‐Review‐‐

downyのドラマー秋山タカヒコ、ベース仲俣和宏を中心とした超絶技巧派バンド。


What Are You Doing In This Confusion

What Are You Doing In This Confusion(2012)

   延々と続くビッグバン。話題になってるからチェックしてみたけど、とんでもない狂騒に巻き込まれてしまった。downyのメンバーを中心とした(他にHINTO、killing Boyの伊東真一、MUSIC FROM THE MARSの藤井友信、中村浩が参加)超絶技巧派バンドfresh!の8年目にして初となるアルバム。

 ロック~ジャズ~フュージョン~ファンクをぶったぎり、スリリングかつ鮮やかに空間を裂く。曲名にもあるからあえて関西弁でつっこめば、もうどんだけ詰め込んでんねんっていうぐらいに情報量と熱量が詰まっている。初っ端の#1「やさしさサヨナラ」から熱く烈しいサウンドが縦横無尽に暴れまわり、#2「どさくさに紛れて何すんねん」でさらに加速。鋭いギター、情熱的なサックス、変拍子混じりの怒涛のリズムが衝撃的な瞬間を生み出し続け、まるで息つく暇もない。妖しげなベースラインを軸に音を加算し、磁場の拡大を図っていく#3「YAO OH YAO」も強烈だ。崩しては建て直し、また崩しては建て直し、その世界は濃さと深みを増していく。downyとはまた違った感触。SajjanuやLAGITAGIDAばりの攻撃的なインストゥルメンタルをフリージャズ~ファンク風で包括したともいえそうだが、これほどまでに力と熱が迸る演奏には圧倒される他ない(予想以上にフリージャズ風味ではあったが)。downyの青木ロビンもゲスト参加した#5「ナンジャの空」では無国籍な序盤からジャズ~プログレの深淵を覗き、クライマックスで時空を超える。

 全6曲で約55分、一聴したときのインパクトは筆舌し難いほどに凄いものがあった。”超絶技巧”という言葉は、まさにこのような作品にふさわしい。 8年目の集大成にして、文句なしの傑作。

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