Hessian ‐‐Review‐‐

Manegarmr

Manégarmr(2013)

 AmenraのギタリストとThe Black Heart Rebellionのドラマーを擁する、ベルギー産ダーク・クラスト・バンドの1stフルアルバム。MIXにはTomas Skogsberg (Entombedなど) 、マスタリングにはBrad Boatright (Sleep, HIgh on Fireなど)を起用し、リリースはSouthern Lordから。というわけで、油断して聴いてると鼓膜がすり切れます。こちらはAmenraやTBHRの内なる激情/深遠なサウンドとはまた別質で、破壊力に特化したサウンドでけたたましい。近しいのは、やはりTragedyやHis Hero Is Goneといったクラスト勢で、大地を揺るがす重いビートを軸として鉈のようなリフや野太い咆哮が、先人達にも比肩する激音を立ち上げる。細かくテンポ・チェンジを交えてもいるが、それが絶妙なタメを作ってさらに突進力と破壊力を増幅させているようにも思う。その上でSouthern Lordらしい不穏なスラッジが空気を変える#5もあり、Amenraのような儀式的なインストゥルメンタル#6といった飛び道具もあり(っていうか#10もコンパクトなAmenraだな)で、黒々しさを一層増していく。特に強烈なのが冒頭の#1と表題曲の#9で、野獣の如きアグレッションが痺れる。ひたすら暴力的に奈落へと突き落とす、劇薬ともいえる作品だと思う。

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