hologram –Review–

2003年8月に東京で結成されたポストロック・エレクトロニカバンド。一部メンバーが入れ替わったりもしているが2006年からは現在のラインナップで固定されている。柔らかく透明な世界を描くポストロックと女性Bass兼Vocal横山の澄み渡る歌声が特徴的。


Hologram +

holoram +(2007)

   残響レコード所属のポストロック・エレクトロニカ4人組hologramの1stアルバム。本作は2006年に発売された1stmini「hologram」を2007年に3曲のボーナストラック付きで海外で発売したものである。

 完璧なまでの透明感、立体的なハーモニー、そしてイノセントな空間。センチメンタルな感覚に陥ったり、かつて感じた母性を思い起こさせるようなとても穏やかで温もりに満ちた優しい音楽。エレクトロニカという表現よりはアンビエント・ポストロックといった方がいいだろうと思う。クリアなギター、ふくよかで丸みのあるベースライン、空間にたゆたう柔和なヴォーカル、儚げに揺れる残響音・・・。リリックな響きを奏でる静謐なサウンドで、ナチュラルに透明な世界観を抽出する。本当に清く真っ白な空間が広がっていくかのようだ。彼等の音楽を聴いているとこちらの心までもが清らかに浄化されていくような、そんな感覚を覚える。自然と意識の中に彼等の創造する淡いサウンドスケープがゆっくりと刻まれていくのだ。

 月へ続く光の道を優しく照らし出すかのような名曲#4「moon」、春の穏やかな景観がVo.横山の澄み渡る声と共に艶やかに描かれる#5「Haru」、美しくイノセントな音の結晶#6「Bird」と後半の曲の流れがとにかく美しい。3曲のボーナストラックもhologram特有の透明な世界観を受け継いだヒーリング効果の高い曲に仕上がっている。

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