清 竜人25 ‐‐Review‐‐

シンガーソングライターである清竜人が、プロデュース兼メンバーとして活躍するエンターテイメント集団。一夫多妻をコンセプトに、6人の夫人たちとユニークに日本の音楽シーンをかき乱している。


 

「PROPOSE」通常盤

PROPOSE(2015)

  一夫多妻という男の”うらやましい”願望を目一杯表現した、アクロバティックな音楽の形がスタートである。清竜人とかいうオッ◯ンじゃなかった兄ちゃん(こう見えて26歳w)、なんちゅーことを思いついたんだ本当に。まあ、これまでのジャケやアー写からは雑誌の後ろのほうのページにある、「開運グッズのおかげで、こんな僕でもモテまくりです」感がかなり強いが(笑)。

 まず言っておくと、清竜人の作品は一枚しか聴いたことがありません。何年か前に初期の作品を聴いたけど、あまり入り込めなかなった感じです・・・。それが6人の娘達と強制結婚の末、ハァァーレムッ!の呪文を唱えることで、こんなにも華やかでゴージャスなJ-POPを生み出すんだから不思議なもの。具体的には、こうこうです(笑)。旦那と婦人の掛け合いを中心としたミディアム・ファンク#1「Will You Marry Me?」から、アイドル文化をコークスクリュー。岡村靖幸チックなもの曲からブラックミュージック、秋葉原電波系、アニソン系、それにある種のウェディング・ミュージカル風の曲までが、一夫多妻というコンセプトのもとで表現されている。

 電光石火のスケベとともにスウィング・ジャズ/ミュージカル風に展開する#2「Mr.PLAY BOY」、でんぱ組に曲提供していたことを思い出させる竜人風アイドルソング#3「A・B・Cじゃグッと来ない!!」とシングル曲は異様にインパクトあり。夫人たちはKAWAiiけれど、あくまで”にぎやかし”的な存在といえるでしょうか。亭主関白の絶対的センターである清竜人が、異物のはずなのに主役としてキラキラと輝いている。これまでのシングルのMUSIC VIDEOを見ると、余計にそれを実感するはず。一夫多妻を隠れ蓑にしての、アイドル/J-POPのエクストリーム展開。

 しかし、”夫人がたくさんいていいだろ、羨ましいだろシャワー”を浴びてるはずなのに、聴いててここまで笑顔になれるのは不思議だ(笑)。それは今までに類を見ないアイドル形態だからなのだろう。

 本作では、ダンス☆マンが編曲を手がけたファンク・チューン#7「ラブ♡ボクシング」が特に最高。低くうねるベースラインとキャッチーなメロがやたらと昂揚感を煽る。はまだーの息子が褒めるのも頷けます。ライヴ動画(下部参照)を見ると、ハイパーなダンス芸に気持ちも体も躍動します。こりゃあ凄えよ(笑)。アルバム先行曲#5「ハードボイルドに愛してやるぜ」もぶっ飛んでて、清竜人25がいかにエンターテイメント集団かということを改めて脳に刻みます。夢のハーレム・ワンダーランド。

 今後は「不倫は異文化交流」という言葉にならって竜人が不倫に走り、夫人たちがさらに増えていくこと希望。でも、そうなると刺されるかもしれませんね(笑)。しかし、第5婦人に先に不倫されて妊娠し(あくまで設定に沿って表現するならば)、清家から早くも波紋になるとは。虚構のファンタジーであったはずが、現実でこういった綻びが出るとはおもしろい。全てをひっくるめて清竜人25は凄まじいエンターテイメントを繰り広げているのだなと。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でGrumble Monsterをフォローしよう!

スポンサーリンク


▼ フォローする