La Sera ‐‐Review‐‐

Vivian Girlsのベーシスト、Katy Goodmanによるソロ・プロジェクト。


Sees the Light

Sees the Light(2012)

   Vivian Girlsのベーシストとして活躍する美人さん、ケイティ・グッドマンのソロ名義2作目。今作で初聴。Vivian Girlsのガレージ/オルタナティヴな感性を引き摺りつつ、60~70年代ロック/フォークの味わい、インディ・ロック的なローファイな感触をもしっかりと加味した作風といえるだろうか。彼女のルーツが垣間見えるような古色然とした質感をサウンドに取り入れながらも、驚くほどスウィートでキュートな仕上がり。もちろんそれは、ケイティちゃんの透明感のある心地よい歌声や紡ぐメロディに起因する所が大きいと思う。

 ノスタルジックで甘さ抜群の#1「Love There’s Gone」から一気に空気が変わり、古めかしいしっとりとしたギターの音色に柔らかな歌声が風にそよぐ。のどかな田園風景で眼に浮かぶような、優しさと懐かしさを持ったこの曲でまず引き込まれる。そして、キラーチューンともいえる#2ではファズ・ギターをぶっ放しながら荒々しく突き進み、一気に虜へ。こういったギャップを上手く活用し、なおかつガーリーなキュートさを特性として存分に生かしながら、聴き手を引き込んでいく術は見事。それに楽曲はほとんどが3分程度のコンパクトさを保っていて、全体通しても間延びはせず。ほっこりと胸を温めてくれる#10に至るまで、バラエティに富んだ曲調も手伝ってすっきりと聴き通せる。まあでも、どちらかといえば懐かしい感触を持ったソフトな唄ものが多いといえば多いが、彼女の素敵な歌声とメロディセンスが十分に堪能できるはず。キュートさをしっかりしのばせたガレージ・ロック#4、瑞々しいギターと力強いリズムに牽引されながら美しいハーモニーを聴かせてくれる#6等も良し。甘く軽やかに魅了するケイティちゃんの魅力が詰まった一枚です。

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