Lemuria ‐‐Review‐‐

Distance Is So Big

Distance Is So Big

 ニューヨークはバッファローのスリーピース・バンドの3rdフルアルバム。前作に引き続き、巨匠J.Robbinsをプロデュースに迎え制作されている。のどかな田園風景が広がるかのようなイントロから、男女Voの掛け合いとコーラスワークが冴えわたる#2「Brilliant Dancer」で心地よく滑り出せば、あとは13曲約40分がゆるやかに過ぎていく。牧歌的でセンチメンタルなメロディに、綺麗で透明感のある女性ヴォーカル(男ヴォーカルも結構な比重で歌っている)を軸にして、どこまでも蒼く真っすぐで、ちょいと甘酸っぱい薫りのインディ・エモ~ロックが柔らかな感触を持って響きわたる。USインディ勢ともリンクしながら、古き良きエモに通ずる哀感や切なさが楽曲からは感じられる点が個人的には良いかなあと。変に背伸びせずに等身大の自分達を表現できているし、J.Robbins先生もそれを上手くパッケージしている。また、#3「Clay Baby」や#6「Dream Eater」辺りでは、Jawbreakerのように迸るパッションを背に疾走したりもしているし、シンセや鍵盤等でうまくはぐらかす曲も用意。何よりもこの素朴さと切なさがツボであり、肩の力を抜いて向き合える逸品かなあと思います。

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