Madina Lake ‐‐Review‐‐

軽快なロックサウンドとポップネスに溢れたロックサウンドでROADRUNNNERからデビューを飾った4人組。日本のサマーソニックにも参戦経験あり。

レビュー作品

> Attics to Eden > From Them, Through us, to You


アティックス・トゥ・エデン

Attics to Eden(2009)

 イケメン双子のレオン兄弟が率いるマディーナ・レイクの2年ぶりとなる2ndアルバム。プロデューサーにはアンダーオース等を手がけるデイヴィッド・メンデスを起用している。前作のマイケミフォロワーっぷりからはうまいこと脱却したと思ったら、今度はミューズに接近しました。まあ、この作品のイメージを簡単に伝えるとすればそんな感じ。ハチャメチャとは言わんまでも元気で爽快な曲が根幹としてあったのが前作だとすれば、ロックの普遍性を求めたという本作での成長っぷりは驚きだ。楽曲からは爽やかさよりもシリアスな憂いの方が伝わってきて、全体的な説得力が増している。単純にエモでいることに嫌悪感が出てきたのかは知らないが、R&Bっぽいことしたり、ダンサブルなビートを入れたりと引き出しから新鮮なものをふんだんに使用。もちろん、このバンドらしいキャッチーな要素はそのままに引き継ぎ、より迫力と主張のある楽曲を取り揃えてきている。しなやかな美メロ、浮遊感のある電子音がもたらす豊かな音色は切なく響くし、熱いシャウトから伸びやかに歌うヴォーカルも肝が据わっている。軽やかな疾走曲も相変わらずのインパクトがあり、ファンなら楽しめる内容の作品に仕上がっている。


From Them Through Us to You

From Them, Through us, to You(2007)

 ロードランナーの猛列プッシュを受けて発売されたデビューアルバム。ポップかつ軽快なギターサウンドが楽曲を牽引して、情熱的なヴォーカルが核となって彼等の特色というものを造り出している。時折入ってくるキーボードやシンセの音などのアクセントも効果的に楽曲を引き立てている。こう一本、しっかりとした芯の通っているサウンドには彼等の自信が伺え、はっきりと主張したエモーショナルロックもなかなかに心地が良い。昨年世界的にもブレイクしたマイケミカル・ロマンスの影響をアルバムの所々で感じるのは否めないが、その真っ直ぐな音楽性と親しみやすいキャッチーさは好感が持てるだろう。双子のレオン兄弟を始めとしたルックスの良さも手伝ってブレイクするのにさほど時間はかからないだろうと思う。特に気に入ったのはイントロのゴシックサウンドから心に滴るようなメロディのキャッチーさとエモーショナルなヴォーカルが一体となって疾走する#2、これにはボルテージを上げられることが必至。この手のバンドが好きな方(ロストプロフェッツやマイケミ等)なら気に入る人が多そう。だが、マディーナ・レイク旋風が本当の意味で起こせるかどうかは次の作品にかかってくるだろう。

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