Meanderthals ‐‐Review‐‐

UKの人気デュオIdjut Boysとノルウェーの重鎮Rune Lindbaekが組んだユニット。


Desire Lines
Desire Lines(2009)

   UKの人気デュオIdjut Boysとノルウェーの重鎮Rune Lindbaekが組んだユニットによる1stアルバム。脇を固めるゲスト陣はDJ Harveyを含めて隙の無い連中が揃ったらしい。先行シングルとなった#3「Andromeda」や#6「Lasaron Highway」辺りではパーカッシヴな音色も顔を出す力強くうねるビート、それにコズミックな電子音が絡んでくるアプローチが目立ってディープな内容に感じる。だが、全体を通すともっと甘く柔らかい聴き応え。クラブ・ミュージックはもちろん基調となっているけども、生音を適切に配置したメロウな仕上がりでチルアウト、リスニング向けの機能性は高いように思う。バンド感を押し出しているように感じられる点も個人的には好印象かな。前述したようにビート自体は非常に重いのだが、軽快なギターとスティールパンの音がソフトに響く#1、#2にしても生音のギターを生かしながら懐かしいメロディが心を温めていく。アブストラクトな空間の中でゆらめく#4や音のテクスチャーを微細に変化させていく#5にしても良い感じ。その中でも個人的にはラストを飾る#7「Bugges Room」が特に好き。重いベースラインとコズミックな電子音をベースに、流麗なピアノが全編に渡ってフィーチャされたこの上なく美しい楽曲。重鎮たちが個性をチラつかせ、多方面に足を伸ばしながらもまったりと聴き通せる一枚かと思う。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でGrumble Monsterをフォローしよう!

スポンサーリンク


▼ フォローする