Melee ‐‐Review‐‐

オレンジ・カウンティ出身の4人組ポップロックバンド。2007年に発売された2nd「Devils & Angels」が高評価を得る。2008年1月には初の来日公演を果たし、同年フジロックフェスティヴァルにも出演した。


デヴィルズ&エンジェルズ

Devils & Angels(2007)

 邦題で「永遠のハーモニー」と名付けられたオープナーから魅力的なメロディに心を鷲掴みにされてしまうメイレイのメジャーデビュー作品(通算2枚目)。流れるようなロックサウンドにピアノが華やかな味付けを施し、無垢なメロディが人懐っこくじゃれてくるような質の高いポップ・ロックである。駆け抜ける爽快感も、染み入るような感動もわかりやすく仕掛けてあり、グッと引き込むような展開も良し。”アメリカとUKのいいとこどり”とライナーに書いてあるが自分もまさにその通りの印象を受けた。

 前述した#1、思わずうっとりするような#2は本作でも抜けた完成度を誇り、とても感動的。他にも#3の軽やかなリズムと大胆なピアノアレンジには驚かされるし、しっとりとしたバラードの#6、どこか懐かしさを感じさせる#11まで若手ながら相手に訴えかける術とバリエーションの広さは見事。その中でも特に際立っているのは”歌の強さ” だと思う。歌にフォーカスを当てた曲作りが徹底されており、それがメイレイの大きな特徴となっている。何より、胸の内に強く響くこの歌声がとても感情的で清々しい。

 珠玉の光で包み込んでいくロックアルバムといえるだろうが、後半に進むにしたがってその光がこちらまで届かなくなってくるのが難点といえば難点(15曲は入れすぎか)。しかしながらバラエティに富みながらも小奇麗にまとめ、自分達の魅力をぎっちりと詰めこんだ作品に仕上がっている。

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