メリー(MERRY) ‐‐Review‐‐

2001年結成のヴィジュアル系バンド。2002年から本格的な活動開始し、すでに当初から人気を誇っていたみたいです。その実力が認められ、清春のレーベル「FULLFACE」から1stアルバム「現代ストイック」をリリースして1万枚以上のセールスを記録。2004年に2nd「モダンギャルド」を発売しこちらも好調です。2005年には満を持して「nuケミカルレトリック」でメジャーデビューを果たしました。


アンダーワールド(初回限定盤)(DVD付)

アンダーワールド(2009)

   かれこれ、メリーもこれで6枚目となるフルアルバム。まず最初に聴いて驚かされるのがこの“勢い”。歌謡風メロディを基調としたムードたっぷりの”レトロック”を志向してきた彼等がココに来て後期・黒夢を思わせる血管ぶち切れ上等の高速ラウドパンクへと変貌しております。いつになく攻撃的で、いつになく直情的。ついに大爆発したかと思える初期衝動の強さがとてつもなく魅力的に感じられる。

 ひたすら押し寄せる熱波に魂は点火し、拳を突き上げて応戦するだけ。これは凄い、そして微笑ましい。完全にリミッターが振り切れている疾風怒濤の#2「Friction XXXX」 #3「under-world」の連打で激しい躍動感にアドレナリン大量分泌させられたかと思うと、あれよあれよという間に全13曲から構成されるアンダーワールドを駆け抜けちまってる。かといってレトロックがお粗末になっているわけではなく、#4「赤い靴」や#5「月食」等は独自の艶やかさと歌謡メロディでしっかりとアピール。そういった足回りをきっちりと固める事が前述の爆発的加速力に繋がっているといえる。激走と哀愁を組み合わせて衝撃を大きく演出する#7「[human farm]」 「カナリア」も本作を象徴する曲で非常にかっこいいし、奇怪に蠢きながら自らの集大成といえる音絵巻を完成させていく15分超の#12「激声」の効力も凄い。本作におけるこの変化をコアなファンの方はどう思うかわからないが、個人的にはついにメリーがやってくれた!と強く思わせてくれる快作です。

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