NECRONOMIDOL ‐‐Review‐‐

2014年結成、都内を中心に活動する暗黒系アイドル・グループ。通称:ネクロ魔。ブラックメタルやポストブラック、ダークウェーブといった要素を取り入れた音楽で、異彩を放っている。


 

ETRANGER

ETRANGER(2015)

 都内を中心に活動する暗黒系アイドル・ユニットの3rdシングル。タイトルは、ETRANGE=エトランゼ = 異邦人の意。ジャケットは、駕籠真太郎氏が担当している。わたくしは、ゆるめるモ!のちーぼう生誕祭にてライヴを一度だけ拝見しておりますが、その時とはメンバーの入れ替わりがある模様。病みと闇の地下アイドル界隈のサイクルは早い。でも、そういうのは暗黒系で合っちゃいけないと思うが(汗)。

 そのライヴを見ていた時に、ポストブラックメタル風の曲をやっていたことに驚いたのですが(白塗りの瑳里さんにも)、本作でもAl-Kamar氏が制作した#2「NAYENEZGANI」にその傾向が表れております。ノイジーなギターとスピーディなドラムがやかましく翻弄。そこに乗るゆ~らゆらのっぺりアイドル歌唱がバランスを取る感じで、ポップへも引き戻す。なぜかぶつ切りで終わるけど、2分で必要なインパクトは詰まっております。まあ、ここにガチなのは期待していけない(苦笑)。

 個人的には、とにかく1曲目「Skulls in the Stars」がズバ抜けて良いと思う。新譜紹介によると「80年代のホラー映画やアニメOAV風」だそうだが、不思議と和テイストが効いている打ち込みポップは、フランスの作曲家によるもの。サビの歌メロが凄くノせてくれるし、ニュアンス的にダークウェーヴのような感触もあり。さらに#3「暗黒少女戦隊」は、ロックとエレクトロの両テイストが効いたポップな曲(歌詞はクトゥルフ神話を意識したものらしい)。こちらも耳馴染みよい曲だけど、ファルセットに少し目眩を覚えたり・・・。

 暗黒系と言ってもアイドル市場をあくまで意識した上でのものなので、ガチなのはやはり期待してはいけない。ただ、変わったレールを走りたい感じが出ていて、面白みのあるグループだと思います(メタル系のバンドのライヴに出たりもしているようだし)。地下アイドル界隈で、松崎しげるより黒光りするチャンスはあるかと。

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