Ogre ‐‐Review‐‐

アメリカ・メイン州ポーランド出身のレトロ・ドゥーム・トリオ。ドゥームと呼ばれながらも70’sハードロックをリスペクトしたサウンドが特徴。2008年3月にはDOOM AGE FESTIVALにおいて来日を果たした。


Plague of the Planet

Plague of the Planet(2008)

アメリカ・メイン州ポーランド出身のレトロ・ドゥーム・トリオによる2年ぶりの3rdアルバム。今作は12のパートから成る約38分の組曲が一つ収められた意欲的な作品である。70年代のフィルターを通したドゥーム・ハードロックを根幹にしているバンドといえば先月、一足先にDOOM AGE FESTIVALに参加したWitchcraftが挙げられますが、このOrgeもその道を極めんばかりのレトロな質感。ドゥームというOgre本来の下地はあれど、楽曲から強く感じられるのはハードロックの狂熱とプログレの味わい深さ。Black Sabbath,Rush等の影響を多大に感じるのは聴けばおわかりでしょう。

 しかしながら、今作では組曲というものに初挑戦を行い、バンド自身の幅をさらに広げようとしている。ブルースロックなどの芳醇な薫りもちらつかせるアッパーな前半、ドゥームとハードロックのケミストリーともいえそうな中間、エレクトロサウンドを導入し、原始と現代との対比のようにも感じる後半と明確な流れと聴かせどころをしっかりと構築し、深みも感じさせられる。その中でも特にブルースの要素が強く、レトロな味わいがある。彼等なりのハードロックのヴィジョンで捉えた音とグルーヴ感。バンド自身のルーツ・根源にも逆らってはいない、まんま懐古なサウンドを追求。この組曲ではSFや宇宙、地球外生命体、ロボットなど古人の憧憬だったものにスポットを当てた12パートから成り立っている。バンド自身の70’sへのリスペクトっぷりは半端ではないので、その辺りを通過してきたリスナーならど真ん中ストライクの一品だと思います。

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