おやすみホログラム ‐‐Review‐‐

望月かなみ(かなみる)と八月ちゃんによるユニット。オルタナティヴなサウンドを武器に熱狂を生むライヴアイドルとして活動中。


おやすみホログラム

おやすみホログラム(2015)

 望月かなみ(かなみる)と八月ちゃんによるユニットの1stフルアルバム。結成してすぐにオリジナルメンバーが相次いで脱退し、大丈夫なのかこのグループは?的な不安スタート。そんなところからHave a Nice Day!とのコラボ作の好評(僕は未聴)、そして凄まじい熱狂が生まれるライヴアイドルとして自身の価値を高めてきました。

 本作において特徴的なのはUSオルタナ~インディ色の強いサウンドですが、確かに新鮮。#1「Plan」から#4「Machine Song」まではソニックユース辺りが浮かびそうなエッセンスに、彼女達の刹那の感傷が乗って痛切に響きます。原石そのままの荒削りの表現という印象だからこその良さが感じられますね。前進する力をローファイなサウンドと歌声から感じる#3「Drifter」は本作で屈指の曲でしょう。

 #5「note」以降は打ち込みが主体の曲調になり、二面性や実験的な面を出してきます。落ち着いたというより、クラブ・テイストを利用して一気に静の世界に落とし込んでいますが、その中で2人のハーモニーが良い#5「note」や儚い#6「夜、走る人」、#10「誰かの庭」が好み。再びHave A Nice Dayと組んだ#8「forever young」からは音楽の自由さが伝わります。開放感と閉塞感の同居が本作の魅力としてあると思いますが、オルタナティヴな表現として彼女達の存在(+小川プロデューサー)はおもしろい。

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