PENICILLIN ‐‐Review‐‐

1992年に結成されたヴィジュアル系ロックバンド。98年1月にリリースした6thシングル『ロマンス』が、アニメ「セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん」のタイアップも手伝って約65万枚の大ヒットを記録し、時のバンドとなった。なお、結成から20年を超えて今でも現役でございます。


Ultimate Velocity

Ultimate Velocity(1998)

 ほとんどの人にまだ活動してるの?と言われるバンド筆頭のヴィジュアル系ロックバンド、ペニシリンの1998年発表の5thフルアルバム。約65万枚を売り上げてバンド一番のヒットとなった6thシングル『ロマンス』を収録している。ちなみに僕は、このアルバム以外は聴いてないです。

 清春さんマジ リスペクトっす!のヴォーカル、森高千里が好きすぎて自身の名前を”千聖”にしたちょっと頭のおかしいギタリスト、歌番組で必ずイジられるドラマーを擁したことは、あの当時のV系ブームを通過した人達なら思い起こせることだろう。そんな彼等の代表作といえるのが本作である。音楽的には、ちょっとした刺々しさがありつつも、キャッチーに昇華されたメジャー感のあるロックを鳴らしていて、つかみやすい印象。こんな壮大なミディアム・チューンも作れるのかと感心する#1「地球」を皮切りに、シングル曲としてパンチのある#2「CRASH」、アコギをフィーチャーしつつ電子音がいい塩梅となっているポップ・ロック#5「make love」、タイトルの割にやたらと重苦しいV系ヘヴィロック調の#8「love&peace」とウケそうな曲は多い。ヴォーカルの歌い方にしても、メロディにしてもヴィジュアル系の流れそのものだが、いい意味でそのアクの強さを生かせていると思う。その中で千聖のギターが結構ハードな面を出してて、ギターソロにも引きつけられる。

 それでも、「愛に気づいてください」のワンフレーズの魔力が15年以上たっても未だに有効な「ロマンス」が本作の肝。J-POP歌謡とハードロック的な衝突をセンス良くまとめ上げたこの曲は、ヴィジュアル系ブームが手伝ったこともあるが、強烈なインパクトを誇る色褪せない名曲である。しかし、この人たちの曲名のセンスはいかがなものか(汗)。前述の「love&peace」の安直さに加えて、「そして伝説へ」というタイトルは、今時の暴走族でも使わなさそうだが、歌詞も赤面ものであったり。ちょっと抜けたところも彼等の良さだったりするのですけどね。まあ、そんな本作は90年代のヴィジュアル系のアルバムを語る上で、出てくる確率の高い作品かと思う。

 ちなみに、僕が最初に買ったCDは彼等の98年5月に出した『make love』というシングルである。これ、豆知識な・・・ってはならんか。

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