pg.lost ‐‐Review‐‐

元エスキュウ・ディヴァインのメンバー2人を擁するスウェーデンの轟音インスト・カルテット


KEY

key(2012)

   元エスキュウ・ディヴァインのメンバー2人を中心に結成された轟音インスト・カルテットの2年ぶりの3作目。名前は知ってるし、何曲かは聴いてるけど、作品を通して聴くのは本作が初めてです。初期Mogwai~Explosions In The Sky~MONOといったファンにはビンビンとくるような轟音インストゥルメンタル。静と動の交錯が成す長尺のドラマで見せ、痺れるような轟音が問答無用で炸裂する。やや冷やかで透明感のあるディレイ・ギターにアルペジオを駆使し、静謐の中を滑らかに進み続け、力を蓄えた終盤ではフィード・バックが鮮やかに花開き、鼓膜や体を脅かすというありがちな展開に終始。とはいえ、この手の音楽好きにはストレートに響くのではないかと思う。ストイックかつタイトに、そしてエモーショナルに光を追い求めていく。どこがバンドの強みかと言えばこのドラマティックな展開力になると思う。MONOばりの緊張感を持った静動のカタルシスで魅了するのはなかなかのもの。美しいメロディの奔流とそこからの轟音で畳みかける#1、そしてやや小ぶりだが見事なサウンドで引きつける#2、#3と続いていき、13分越えのラストでは鍵盤も交えてSaxon Shoreばりの壮麗なる音絵巻に魅了される。ただ、CaspianやThis Will Destroy Youなどを上回っているかというと疑問符が付くかなというのが個人的な印象だが、これ系統のファンには訴える力があると思う。。

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