REDSHEER ‐‐Review‐‐

ex.ATOMIC FIREBALL、ex.SCALENE、ex.Bucket-Tのメンバーが集結し、2013年に結成された3人組。ベテランの経験と技術に裏打ちされた新世代エクストリーム・ミュージックが、あなたを襲う。2015年7月に1stアルバム『Eternity』をリリース。


 

redsheer2015

Eternity(2015)

 都内を中心に活動するハードコア・トリオの1stフルアルバム。各メンバーの前身バンドはいずれもその筋では著名のようですが、申し訳ないことに自分は音源を聴いたことがないのであしからず。

 既に経験値とレベルが違うということで、REDSHEERは強くてニューゲーム的な趣があるかもしれない。しかしながら、メンバー全員が40歳超えなのに、老体に鞭打ってみたいなことは全くなし。年食っても、160kmのクロスファイアーで内角をグッサリとエグッたランディ・ジョンソンみたいである。そんな激烈混沌爆撃の連続。一部ではBotchやToday Is The Day辺りが引き合いに出されていたが、変則的で鋭角なサウンドが五感に襲いかかる。

 90年代からこれまでのオルタナ~ハードコアを総ざらいにしながら、今の感覚でアウトプットした壮絶なエクストリーム・ミュージックというところか。複雑な構成を取りながらも曖昧なところがまるでなく、一音一音に意義がある。その証明となる本作のリード・トラック#2「Silence Will Burn」には打ちのめされること必至。ひたすらにカオティックだ。

 ギター・リフはえげつなく、リズムもえげつない。斬ると焼くを同時に味合わせるようなこの殺傷力は、るろうに剣心でいう志々雄真みたいである。まあ、このバンドは強烈なラスボス感ありますし(笑)。さらに猥雑でノイジー、独特のざらつきや粘性みたいなものも感じ取れる。そこに時折の叙情の安らぎが、最小限の配合で最大限の効果を発揮してるように思える点は、ベテランの妙味。無理矢理のジャンル分けを無効化する衝撃の全10曲をもってして、青空を砕いて深紅に染め上げる。”Eternity = 永久”の悪夢。

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