Sigiriya ‐‐Review‐‐

元Acrimonyの4/5人が在籍するヘヴィサイケ/ストーナー/ドゥーム・バンド。


Return To Earth

Return To Earth(2011)

   “地球に戻ってきた”なる仰々しいタイトルをつけた元Acrimonyの4/5人在籍の新バンド、Sigiriyaのデビュー作は、その前身バンドの核を受け継いだのを確信させる内容だ。凄まじい快楽と酩酊感を誘うギター、大地にめり込むほどの重く推進力のあるリズム、ゴキゲンな感じの軽快な歌い回しからラリって声を荒げたりするヴォーカルが三位一体となって、サイケデリック・ヘヴィロックンロールをキめまくり。Acrimonyの時よりも短くコンパクトに引き締まった楽曲群は、相変わらずの反復攻撃を中心にしてじわじわと幻覚作用をもたらしてはくれる。時に弛緩し、柔らかくメロディックなギターソロを組み入れ、ブルースの要素も交えたりしている点も引き続きの点といえるだろう。だが、強烈なヘヴィリフにワウ~ファズ・ギターの応酬は、分厚いグルーヴとうねりに結びつき、よりダイレクトに昂揚感を煽るようになっているように感じられた。脳味噌をひっかきまわし、豪快に体を揺さぶってくる。#1、#3を筆頭に小細工なしで重厚でサイケデリックなサウンドをぶちかましてくれるし、いい意味で土臭く、プリミティヴな力強さを感じさせてくれる点も良い。このテンションを延々と叩きつけられたら、もうこの手のファンは感服する他ないだろう。しかし、なぜかラストの#7だけ10分を越える長尺。とはいえ、ドラマティックにそのスケールを宇宙まで拡げていくこの曲による締めくくりも味わい深い。痺れるような興奮と共に頭の中にお花を咲かせる様な強烈な作品である。

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