Sharks Keep Moving ‐‐Review‐‐

Minus The BearのVo/GのJake Sniderが在籍していたシアトルのインディー・ロック~エモ・バンド。1997年~2002年という活動期間中に1枚のフルアルバムと2枚のEPをリリースした。


Sharks Keep Moving [Explicit]

Sharks Keep Moving(1999)

   1999年にリリースした唯一のフルアルバム。Minus The BearのVo&Gが在籍ということで、音の方もリンクしている部分は多い。アルペジオやクリーンなフレーズを多用して、変拍子も交えた展開も見せつけるが、全体的にはかなり落ち着いている印象。聴いていると初期のポストロック~エモに通ずる部分は多く、それらを踏まえたうえでスロウテンポで歌とメロディをじっくりと聴かせることに重点を置いている。なかでも、大人の哀愁がにじみ出る大らかで優しい#3「Join Up」は、このバンドの特徴が大いに発揮されているといえそう。#1「Sailor」やラストの#8「Jet’s Jets」にしても心拍数をあげるような凝った展開を配しているが、清涼感のある唄ものといった印象は強い。対して、#2,#4,#7と用意されているインスト曲では一癖発揮しており、Pele風の小気味よさとスリリングな展開を絶妙に均衡させている。それでも良いと思える一番の決め手は、やっぱりジェイクだな(笑)。Minus The Bearの時以上に情感を込めた歌にグッとくる。というわけで、Minus The Bearのファンには、入手困難になっているみたいだけれども遡って抑えて欲しい一枚。

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