Signal The Escape ‐‐Review‐‐

2005年春にニューヘイヴンで結成された5人組エモ・スクリーモバンド。2006年に発表したEP「Leaving For Aedan」がアメリカでも好調なセールス、加えて日本のオンライン・サイトでもヒットするなど注目され、2008年には1st「All That You Deserve」をリリース。


All That You Deserve

All That You Deserve(2008)

 ”スクリーモ第2世代筆頭株”などとも噂されている彼らだが、確かにその評判に恥じない真っ直ぐな作品に仕上がっている。叙情性と哀愁漂うメロディが主体となったクリーン・パートと感情を爆発させる激情スクリームの応酬というエモ・スクリーモの基本形に沿いながらも、バンドの鳴らすメロディラインというのは非常にストレートで綺麗かつキャッチー。バンドの代表曲と呼べる#2「Maudrin」を筆頭に#1,#3,#6と全身に柔らかな光を浴びているかのようで、聴くと体が壮快になる曲ばかりだ。音像の近いバンドを挙げるならばSilversteinが個人的に真っ先に思いついた。けれどもSignal The Escapeの場合は楽曲のレンジはSilversteinよりも狭く、この系統のバンドにはお決まりのバラードっぽいミッドナンバーも収録していない。彼等は程よくノレル疾走感を有す、ポップなロック一辺倒で我々のハートに迫る。その辺が個人的には残念にも思ったが、エモ・スクリーモバンドに大事な勢いというものを如実に感じられるバンドである。そしてバンドの良心ともいえるピュアなサウンドを武器にこれからの活躍を期待したい存在だ。直情型のスクリーモに心打たれたい方にオススメしたい。

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