Them Crooked Vultures ‐‐Review‐‐

クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのジョシュ・オム、フー・ファイターズのデイヴ・グロール、レッド・ツェッペリンのジョン・ポール・ジョーンズという3人で活躍する問答無用のスーパー・ロック・グループ!


Them Crooked Vultures

Them Crooked Vultures(2009)

   クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのジョシュ・オム、フー・ファイターズのデイヴ・グロール、レッド・ツェッペリンのジョン・ポール・ジョーンズというオールスター・ロック・トリオの初作。その一音を鳴らした時は全身の細胞に震えを覚えたが、その最初のインパクトとは裏腹に作品を通すと、なんとも煮え切らないものになっている。

 聴いた感じでは、もろQOTSAじゃねえかという思いも抱いたが、60年代のクラシック・ロック~グランジ・ストーナーを経た強烈な音塊が全体を通しても支配していて、それはそれでかっこいい。それはジャムセッションを重ねて、有機的に曲を生み出してきたことを意味しているのだろう。サウンドの核はQOTSAがやっぱり強い印象だけど、剛直なハードロック・ナンバーからサイケデリック・テイストの曲、砂嵐を起こしながら荒野を駆けるストーナー・ロック的な曲まで曲調も様々で、彼等のバックボーンの豊かさを物語っている。三者のスパイスがは巧く混ざり合っており、骨太なサウンドで熱さを感じさせてロックンロールの醍醐味を肌に鋭く感じさせることは見事だ。けれども13曲70分という冗長な構成といい、整理されてない感のある曲といい、一撃必殺の曲が無いことなど、彼等のポテンシャルを考えると期待通りとまではいかない。熟練された渋い味のある楽曲にグッとくるものはあるが、3人がこのレベルで終わるはずが無いので、次作ではさらなる高みに到達して欲しい限り。できるなら本家を揺るがすような高みまで・・・。

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