This Gift is A Curse ‐‐Review‐‐

スウェーデンはストックホルムのブラッケンド・ハードコア+スラッジ5人組。


I, Guilt Bearer

I, Guilt Bearer(2012)

 スウェーデンはストックホルムの5人組の1stフル・アルバム。以前には2010年に4曲入りのセルフタイトルのEPをリリースしている。燃え盛る黒い炎の如し。初っ端から吹き荒ぶダークでメタリックなHCサウンドに悶絶することだろう。重厚で鋭いリフが耳を劈き、破壊力を増すように打ち込まれるドラムが加速度を与え、地獄を見るかのようなヴォーカルのエグい絶叫が嵐となって襲いかかる。ブラックメタル風のトレモロの炸裂、さらに猛突進型のハードコアのエネルギーを強く感じる#1、#2の連続攻撃は強力という他ないだろう。非常に荒々しく獰猛である。呪術的で荘厳な雰囲気を持ったミドルテンポの#3ではスラッジの要素も反映されており、作品を通して速遅の緩急を巧みに利用しながらぶっ放される激音は、ただただ凄まじい。その音楽性は、ブラッケンド・ハードコア+スラッジにクラスト辺りの要素も混じったものといえるだろうか。ジャケットのようにエグく、さらに前述の要素を組み合わせ、突き詰めて破壊力を高めている。しかし、無慈悲に攻め立てる激しいサウンドを基調としつつも、退廃的な世界が広がっていくラストの9分半にも及ぶ#9を聴くとFall Of Efrafaのような感性も持っていることが分かる。血が騒ぐ激音が吹き荒れる、9曲約46分の強烈な一枚。

 リリース元のMONOTONSTUDIO RECORDSのBandcampにてフリーダウンロード可能。フィジカルでは今のところ、レコードのみのリリースの様です。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でGrumble Monsterをフォローしよう!