Totem Skin ‐‐Review‐‐

スウェーデン・ダーラナのダーク系ハードコア・バンド。”Fast, Heavy, Atmospheric”を掲げた苛烈なサウンドで聴くものを蹴散らす。2015年に2ndフル・アルバム『Weltschmerz』をリリース。
 


 

weltschmerz

Weltschmerz(2015)

 スウェーデンはダーラナのFast, Heavy, Atmosphericなハードコア・バンドの2ndフルアルバム。僕達の強い味方、Tokyo Jupiter Recordsから国内盤がリリースされております。アートワークは、Baronessの人かと思ったらChris Panatierという人が担当。まあ、間違えますよね(笑)。

 前作は未聴。Tokyo Jupiterさんからのリリースにしては今までにないぐらいの激しいバンドで、ハードコア~クラスト~ブラックメタルのトライアングルで攻めてきます。凶暴に喚き叫び、豪胆なリフやDビートやブラスト等で捲し立てて聴き手を瞬間湯沸かし。#1「Always Ire」から気づいたら泡吹いて倒れてそうな手数と速さで押しまくるのですが、ラストトラック#7「I De Blindas Rike Är Den Enögde Kung」のように鈍重スラッジで下っ腹にゴリゴリぶつかってくることもしてきます。それでも必要な分だけ哀愁を盛り込むことで緩衝させてはいます。特に速遅激穏のコントロールを活かした#5「Pretend」は見事なものでしょう。

 とにかく激しいとされる音楽要素をガンガン取り入れてかき混ぜ、ソリッドで苛烈に仕立てています。その様相はもはやスウェーデンの暴走機関車。彼等流クラストの#4「The Mouse of Man」は勇壮さに拳にも額にも汗が滴る。パンク~ハードコア的な熱量が前面に出てくる点、完全に肉食系な点も好印象。うるさい音楽好きは一聴の価値ありの作品です。

 国内盤のボーナストラックである短尺の#8「Along The Lines Of Nature」と#9「To Live Is To Be Haunted」からは、若さゆえのエネルギーが暗黒方面に迸っていて、余計に激しさを伴っています(#9は理知的な面もみせますけどね)。こちらも要チェック。

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