The Promise Ring ‐‐Review‐‐

Cap’n Jazzのメンバーを中心に結成された90’s EMOの重要バンドのひとつ。1997年にリリースした2ndアルバム『Nothing Feels Good』を始め、2002年の解散までに4枚の作品を残し、後世のエモバンドに大きな影響を与えた。


Nothing Feels Good

Nothing Feels Good(1996)

  90’s EMOを代表するバンドの90’s EMO屈指の名盤がこちら。Texas Is The Reasonの『Do You Know Who You Are?』やSunny Day Real Estate『Diary』と並んで(ってところまで行かないかもしれないけれど)、この界隈の代表作と挙げられる1枚である。プロデュースはJ. Robbinsが担当している。

 何事にも動じない芯の通った美しいメロディと疾走感。本作はこれに尽きるのではないか。エモコアなどという言われた方もしてたようだけど、爽やかに荒野を駆ける様な勢いに加え、インディーロック・リスナーにもヒットする穏やかなサウンド、染みる様な歌心が光るヴォーカルがシンプルに心に響いてくる。ちょっとナヨナヨした印象もあるけれども、鮮やかに引き立ったポップな情感、ストレートな感情表現の巧さが良い。序盤はそれこそ、Get Up Kids並の明るさと疾走感に昂揚とするのだが、それ以降はミドルテンポでじっくりと聴かせる曲を中心に展開していく。特に本作では表題曲である#9「Nothing Feels Good」が抜きん出てると思う。ゆったりとしたアコースティックな曲調を下地に、情熱的に歌い上げていく様が本当に素晴らしい。これこそがこの時代の持つ”泣き”の要素なのかもしれない。#1、#2、#4、#7といったドライヴ感のある曲も印象的で、いい意味で蒼さを感じる点がなお良い。

 3rdアルバムからは、パンクっぽい疾走感はほぼなくなってより聴かせる作風にシフトしていくとのこと。故に結構賛否両論別れているようだが、その中でも本作は、90’s EMOの重要作品として、現在でも輝き続けている。この真っすぐな歌とメロディは、是非チェックして欲しいものです。

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