Tropics ‐‐Review‐‐

イギリス人マルチ奏者Chris Wardによるソロ・プロジェクト。


Parodia Flare

Parodia Flare(2011)

   イギリス人マルチ奏者Chris Wardによるソロ・プロジェクトの1stアルバム。リリースはノリに乗っているPlanet Muから。これがスウィートでトロピカルで気持ち良すぎるから好きになっちゃうのも仕方がない(笑)。チルウェイヴ+エレクトロニカの”チル・トロニカ”みたいな表現もされていたけど、エレガントな美しさとドリーミィな優しさ、それに甘美に味付けされたメロディラインがとても耳馴染みいい。ゆるくほどよいグルーヴに柔和な色合いを加えていくギター、煌びやかな電子音が折り重なり、ぼやけた淡いヴォーカルがちょっとした寂寥感を持たせながら心地よくチルアウトさせていく。ジャケット通りに多方面に極彩色の光が拡散していくような感覚を持っており、さらにインディ・ロックやローファイなサイケの要素も交えながら、前述したようにトロピカルな色彩感と叙情的なメロディをしっかりと配置していく上手さが目立つ。音的にはToro Y Moiが近いように感じるけど、柔らかなサイケデリアとまどろむような感覚は、Tropicsの方がより濃く表れているかな。壮大なシンセに生楽器とヴォーカルが絡んで豊かなハーモニーを築く#2を始めとして、カラフルな曲線を自由に描いていくかのような全12曲45分の素敵な時間。開放的な夏に聴けるとさらに心地よさが増しそうです。

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