Ulrich Schnauss ‐‐Review‐‐

ドイツのシューゲイズ・エレクトロニカの雄。2003年にリリースされた『A Strangely Isolated Place』が代表作。


Underrated Silence

Underrated Silence(2012)

   Ulrich SchnaussとUKのバンドEngineersのメンバーMark Petersとのコラボレーション作品。マスタリングをKeith Kenniffが担当している。Mark Peters関連は全く知らなくて申し訳ないが、ウルリッヒ好きにはしっかりとヒットする作品に仕上がっていると思う。

 柔らかなシンセサイザーの音色が醸す浮遊感や幻想性、美しく聴かせてくれるギターが溶け込み、うたた寝を誘うようなゆるやかなビートが重なる優しく甘いエレクトロニカ。モノクロの風景写真のジャケとは裏腹な癒し度の高さが持ち味。ニューエイジにも近いアンビエント感から、各所で評されているようにクラスター辺りのジャーマン・エレクトロに至る要素までがしっかりと取り込まれている。計算された緻密なレイヤー、優美なハーモニーによるこの聴き心地の良さはさすが。コラボ作品とはいえ、ウルリッヒの良さがしっかりと反映されている(と思う)。#3ではヨンシーにも似た繊細なVoが哀愁を持って響き、アコギが牧歌的な表情をみせながらスケールの大きなシンセの音色と絡み合う#6も良し。シューゲイズ的なノイズが効果的に挟まれる#2、そしてロマンティックな電子音の連なりがとても温かい#5辺りは本作でも特にお気に入り。安らぎたい時には是非とも本作をどうぞ。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でGrumble Monsterをフォローしよう!

スポンサーリンク


▼ フォローする