Unknown Mortal Orchestra ‐‐Review‐‐

ニュージーランドのオークランド発、現在はアメリカ・ポートランドで活躍するインディ・ロックバンド。


Unknown Mortal Orchestra

Unknown Mortal Orchestra(2011)

    ニュージーランドのロック・バンドMINT CHICKSのRuban NielsonがUSポートランドへ移住へスタートさせた新バンドの1stアルバム。

 Pavementに通ずる脱力感とローファイなサウンドに、古めかしいヴィンテージな感触と柔らかなサイケがしのばされたのがバンドの特徴といえるだろうか。さらには軽やかでキャッチーなので聴き心地がいい。サイケ・ポップと表現されることが多いみたいだけど、ヘロヘロなヴォーカルとか歯切れのいいローファイなギターの音色は最近のインディ・ロック色が滲み出ているように思う。そこにガレージの粗っぽさやオルタナティヴな感触を持たせつつ、現代的な洗練もされているという感じか。万人に伝わるポップなセンスを爆発させつつも、奇妙にサイケデリックでねじれている感覚がある辺りが上手いなあと。まあ、なんにせよ#1「Ffunny Ffrends」でしょう。程よくポップで程よくサイケのサウンドを軽快に掻き鳴らし、揺れ動きながらそのフレーズが耳にこびりついていく。えらくダンサブルな躍動感に満ちた#5ではファンキーなベースラインが異様にかっこよく、荒く突っ走る#6辺りも印象に残る。9曲で30分弱と軽いランニングタイムも手伝ってすっきりと聴き通せるので、最近のインディ・ロック系の動向を探りたい方は聞いてみるとよろし。

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