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戸田真琴『人を心から愛したことがないのだと気づいてしまっても』感想
いつか、どこかに、私にしか愛することのできない誰かがいるかもしれない。その時にちゃんと愛を始めてみたかった――現役AV女優として活躍するかたわら、自らの言葉を綴ってきた戸田真琴。真実を捉えていて、それぞれの立場に寄りそい、読むひとの心に届く... -
自分で在り続けるために 戸田真琴『あなたの孤独は美しい』感想
戸田真琴未満から戸田真琴になって現在に至るまでの歴史を通して感じた/考えた、彼女による孤独の哲学であり、孤独を賛歌するエッセイについての感想。 -
大阪を通して見つめ直し、思い返す自分の故郷と風景 岸政彦 + 柴崎友香『大阪』
「文藝」連載時より反響を読んだ、岸政彦さんと柴崎友香さんによる初共著エッセイ『大阪』。大学生のときに大阪に住みはじめて現在に至る岸さんと、20代後半で生まれ育った大阪を出て東京に住み始めた柴崎さん。おふたりの「大阪」への交差する視点は、世... -
苦悩と救いが赤裸々に 金原ひとみ『パリの砂漠、東京の蜃気楼』を読む
一歳と四歳の娘と始めたパリでの母子生活。近づく死の影から逃れるための突然の帰国。夫との断絶の中、フェスと仕事に追われる東京の混迷する日々……。生きることの孤独と苦悩を綴った著者初のエッセイ集。 金原ひとみさん『パリの砂漠、東京の蜃気楼』。...
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