それでも渇望する愛 リサ・タッデオ『三人の女たちの抗えない欲望』

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リサ・タッデオ氏著、池田真紀子さん訳『三人の女たちの抗えない欲望』。ノンフィクションというけれども、とても小説的である。かつての性体験が生んだトラウマ、想いを寄せる男性からの裏切り、思いがけないラベル/レッテル貼り。

さまざまな境遇と苦悩がある中で、それでも渇望する愛。愛。愛。愛し愛されてこそ生きるを実感する。描写はひたすらに生々しいが、だからこそわたしたちはここに存在しているという意思と証明。三人の女性のありのままの物語。

女は欲しくないものを欲しがっているふりをする。本心から欲しいものが手に入らなかった屈辱を誰にも知られたくないからだ(p17)

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