読書とは食事である アバタロー『自己肯定感を上げる OUTPUT読書術』を読む

本書は、そんなあなたの第一歩を「読書×行動」、つまりOUTPUT読書術によって踏み出すことを提案している。読書はそもそもINPUTがメインだが、本書ではあえてOUTPUT――それは行動変容を促す第一歩の行為――だと定義している。OUTPUTをするということは、そもそも第三者や社会に対して、自分の考えを伝えるという行為に他ならない。それは、一個人の存在を屹立しなければ、この時代を乗り越えることができないことともいえる。著者は「渋い声」でお馴染みのアバタロー氏。書評YouTuberの中でもひと際異彩を放つ謎の人物である。

 アバタローさん『自己肯定感を上げる OUTPUT読書術』。実はアバタローさんは存じ上げてませんでしたが、これは読書とは何か、どういった効能があるのかを理解する上では最適な一冊であると思いました。

 自分は毎年150冊ぐらい読んでますけど(90%は小説ですが、今年は新たな分野もということで比率変わってます)、拡がっていくような感じはあったりする。何がというと、考え方や行動になるのですが、自分の中で何かが積み上がっていくような気はしている。それでも大半の内容は、悲しいかな、記憶から抜けていきますが(苦笑)。

 本著を読んで一番納得したのは、最初の方に書いてある“読書とは食事である”ということ。厳密にいうと食事に近い行為であるとのことだが、確かに本は書かれている内容が違うから、栄養素がそれぞれ違うといえるし、吸収する側の自分もまた体質というのがあるから、すっと入っていくものもあれば、消化不良のものもある。

 もちろん嫌いなものもあるわけだ。今年になってから自己啓発や生活改善系の本を増やしてるんですが、そこに実践が伴わないといけないのは感じています。肝であるアウトプット術に関しても丁寧に説明。読書という行為を学ぶには、オススメしたい一冊。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

目次
閉じる